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チョン・ウソンさんが監督として SSFF&ASIAのイベントに登壇!

チョン・ウソンさんが監督として SSFF&ASIAのイベントに登壇!

映画『私の頭の中の消しゴム』で知られる韓国の俳優、チョン・ウソンさんが、ショート ショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)のスペシャルイベントに登壇しました。この日はチョンさん主演の短編映画『ザ・プレゼント』(※)(キム・ジウン監督)に加え、自身が監督を手がけた短編映画『殺し屋』(※)と韓国の人気グループ、godの『Sad Love』のミュージックビデオの3本を上映。(※の2本はJVTAが日本語字幕を担当しました)。チョンさんは「短編映画は、短い時間の中に大切な要素を凝縮する難しさがありましたが、長編に比べて商業目的ではないのでより自由に作ることができました。今度はロマンティック・コメディにも挑戦したい」と監督への想いを語りました。チョンさんは今年、SSFF&ASIAの審査員を務めています。
 

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監督をすることになったいきさつについて「私は、映画を作るための教育は受けていませんが、子どもの頃からテレビで洋画を観るのが大好きでしたし、俳優として現場で監督やスタッフと一緒に映画づくりを学んできたので監督として映画作りをしたいと思ったのはごく自然な流れだと思います。幼い頃は、吹き替えというものがあることさえ知らず、西洋人も韓国語を話していると本気で思っていました(笑)」と話すチョンさん。10代のころ韓国では香港の映画が人気で、ウォン・カーワァイ監督の『花様年華』が特に印象に残っているそうです。今回、監督を務めるにあたり、まず俳優にキャラクターについての自分の想いを伝え、その後は細かい指示はせずに相手がどんな演技をしてくるかを静かに見守っていたとか。その結果、俳優たちが自分では思っていなかったような演技をしてくれて刺激になったといいます。
 

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『殺し屋』の上映中、シリアスな作品なのに、会場に笑いが起こる一幕も。主人公の殺し屋の男性がドライブインシアターで映画を観るシーンで、劇中のスクリーンにチョンさんの過去の主演作『MUSA‐武士』の映像が映った瞬間でした。後半のトークショーでは、「監督としてあのシーンを入れた意図は何ですか?」と聞かれたチョンさんが「ちょっとした遊びごころで、そんなに深い意味はありません。SU MI MA SE N」と日本語で謝る微笑ましい場面もありました。
 

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「俳優としては(2010年に『レイン・オブ・アサシン』でタッグを組んだ)ジョン・ウー監督とまた一緒に映画を作りたいと思っています。また、これまであまりやってこなかったロマンティック・コメディにも挑戦したいのですが、映画としては一番難しいジャンル。どうやったら笑いながらロマンティックなものを作れるのかを考えています(笑)」と今後の抱負を語ったチョンさん。終始一つひとつの質問に対して慎重に丁寧に答える姿が印象的でした。現在、長編映画のための脚本を4本同時に執筆中で1本はすでに完成したとのこと。今後は俳優だけでなく、監督としてもどんな世界を見せてくれるのか、楽しみですね。
 

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SSFF&ASIAは、6月14日まで開催中! 字幕翻訳でJVTAの多くの修了生が活躍しています。一部の作品を除いて無料なので、この機会にぜひ短編映画の面白さをじっくり味わってみてください。
 

SSFF&ASIA 公式サイト
http://www.shortshorts.org/2015/