日本を代表する監督9人が手がけた幻の8ミリ映画11本がぴあフィルムフェスティバル(PFF)で一挙上映
日本を代表する監督9人が手がけた幻の8ミリ映画11本が、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)で一挙上映されます。「8ミリマッドネス!!~自主映画パンク時代~」と名付けられたこの企画は、自主映画の祭典であるぴあフィルムフェスティバル(PFF)との共同プロジェクト。JVTAはこの全作品の英語字幕を担当し、12人の修了生が手がけました。キーワードは“PUNK”です。世界の映画祭で日本の映画が高い評価を得ている今、JVTAには、海外の映画祭出品のサポートの依頼が急増しており、多くの日英映像翻訳科の修了生が活躍しています。
上映されるのは、石井聰亙(岳龍)監督や塚本晋也監督、園子温監督、矢口史靖監督など9人の監督が手がけた作品。日本の映画界を代表する40代、50代のクリエイターたちが70年代から80年代に製作した幻の自主映画です。現在活躍中の監督たちが若き日に取り組んだ実験的で独創的な8ミリ映画が21世紀のデジタル技術でリマスター。世界巡回企画として、今年2月の第66回ベルリン国際映画祭と同3月の第40回香港国際映画祭で上映され、海外でも大きな反響を呼びました。そして今年9月、いよいよ満を持して日本での上映が実現。国内外で活躍の監督たちの原点を知ることができる、映画ファン必見のスペシャル・プログラムです。どうぞお見逃しなく!
注目の豪華なラインナップはこちら
◆手塚 眞監督『UNK』(1979)/『HIGH-SCHOOL-TERROR』(1979)
◆手塚 眞監督『HIGH-SCHOOL-TERROR』(1979)
◆石井聰亙(岳龍)監督『1/880000の孤独』(1977)
また、オープニング作品『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』(柴田剛監督)の英語字幕もJVTAが手がけています。ギ・あいうえおスとは、楽器を持たず映画制作のツールを用いて、音楽のように映画をつくる「バンド」のこと。柴田監督は『堀川中立売』でドイツの日本映画の祭典、ニッポン・コネクションの「Nippon Visions Award」を受賞。フラワーカンパニーズやTHE NOVEMBERSのミュージックビデオや、テレビ東京のドラマ『まほろ駅前番外地』のオープニング映像なども手がけるなど、国内外で注目を集めるクリエイターです。こちらも要チェックです。
第38回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)は、9月10日(土)~23(土)に東京国立近代美術館フィルムセンターで開催。その後、京都、神戸、名古屋、福岡でも行われます。
第38回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)
公式サイト
http://pff.jp/38th/