第29回東京国際映画祭が開催 JVTAのおすすめ作品を紹介!
10月25日、第29回東京国際映画祭(TIFF)が開幕しました。この映画祭は、アジア最大級の映画の祭典で、オープニングが行われる六本木ヒルズのレッドカーペットには毎年世界各国から多くのゲストが来日します。今年はオープニングに、メリル・ストリープさんとヒュー・グラントさんが主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』が上映され、セレモニーにはメリル・ストリープさんほか、安倍晋三首相、黒木華さん、松山ケンイチさんら豪華ゲストが登壇しました。約200本が上映される今年のTIFF。その中からJVTAのおすすめ作品をご紹介します。
(c)2016 TIFF
◆日本映画スプラッシュ
『退屈な日々にさようならを』
(c)ENBUゼミナール
『こっぴどい猫』や『サッドティー』などで注目を集め、“21世紀型ダメ恋愛映画監督”と称される今泉力哉監督の最新作。映画監督3人と彼らを取り巻く恋愛やいくつかの死を通して、〈新しい死生観〉と〈映画づくり〉について描く群像劇です。『サッドティー』に続き、英語字幕をJVTAの修了生が手がけました。
英語字幕付き上映
作品の詳細、上映スケジュールはこちら
http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=67
◆特別招待作品
『この世界の片隅に』
(c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
昭和20年前後の広島・呉を舞台に、激動の時代の中で生きた女性、すずの姿を描くアニメーション。JVTAの修了生が英語字幕を担当、広島弁のセリフを英語に訳すのに苦心しました。6年の歳月をかけた徹底的な時代考証により、広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)など、当時の街並みがリアルに再現されています。すずの声を演じるのは女優ののんさん。やさしく柔らかい印象となっています。
英語字幕付き上映
作品の詳細、上映スケジュールはこちら
http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=89
11月12日から劇場公開
公式サイト http://konosekai.jp/
◆共催提携企画
『話す犬を、放す』
(c)2016埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
今年7月に行なわれたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016のオープニング作品(JVTAが英語字幕を担当)がTIFFで再上映。売れない女優レイコとレビー小体型認知症を発症した母との交流を描くハートフルストーリーです。つみきみほさん、田島令子さん、眞島秀和さんなど実力派の俳優陣の出演や、これまで短編映画で注目を集めてきた熊谷まどか監督の長編デビュー作品として話題を集めました。
英語字幕付き上映
作品の詳細、上映スケジュールはこちら
http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=275
◆日本映画スプラッシュ
『ハローグッバイ』
(c)2016 Sony Music Artists
主人公はそれぞれに問題を抱えている2人の女子高生。同じクラスにいながらもそれまでは交わることのなかった2人は、あるおばあさんとの出会いをきっかけにぶつかり合いながらも共に成長していきます。初監督作品で『ディアーディアー』で、第16回ニッポン・コネクションのニッポン・ヴィジョンズ審査員賞を獲得した菊地健雄監督の第2作目。JVTAはそのアワード・スポンサーとして今後、菊池監督の作品の英語字幕を担当する予定です。
GCAIのサイトでは菊地健雄監督のインタビューを掲載しています。
こちらもぜひご覧ください!
https://goo.gl/XNUm0o
作品の詳細、上映スケジュールはこちら
http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=71
◆日本映画クラシックス
『忠臣蔵 デジタル最長版』
(C)画像・作品提供:おもちゃ映画ミュージアム
昭和初期の貴重な無声映画がデジタルシネマの最新技術を駆使して鮮やかに蘇ります。主演は、生涯で1000本以上の映画に出演した国民的大スター、尾上松之助。大石内蔵助を重厚に演じています。弁士の片岡一郎さんの語りと共にお楽しみください。片岡さんは以前JVTAの課外講座にも登場し、見事な技を披露。見逃してしまった方はこの機会にぜひお出かけください!
作品の詳細、上映スケジュールはこちら
http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=321
東京国際映画祭は11月3日まで開催されています。いますぐ、公式サイトをチェックしてみてください!
第29回東京国際映画祭
http://2016.tiff-jp.net/ja/