「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017」(SSFF & ASIA 2017)が6月1日スタート!
6月1日、アジア最大級の短編映画の祭典、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017」(SSFF & ASIA 2017)が開幕します。
今年のテーマは『cinemaTIC! cinemaTEC!』。シネマの普遍性と進化の先にある映画・映像の未来に光をあてています。世界100以上の国と地域から集まった約9,000本の作品の中から、選りすぐりの短編映画(1分から25分程度)およそ250作品が一挙上映されます。JVTAは毎年、SSFFを字幕制作でサポート。今年もほとんどの作品の字幕を担当し、約100人の修了生が活躍しています。今年の主な見どころをご紹介しましょう。
◆祝!米国アカデミー賞短編実写部門受賞
昨年のグランプリ作品『合唱』を再上映
『合唱』
今年2月の第89回米国アカデミー賞で、短編実写映画賞を受賞した『合唱』が再上映されます。この作品は昨年のSSFFで上映されグランプリに輝いたハンガリーの作品で、日本語字幕を修了生の屋鋪桂子さんが手がけました。SSFF & ASIAのグランプリ作品がアカデミー賞の短編部門でオスカーを受賞するのは初の快挙。受賞を記念して、同作の再上映(特別上映プログラム「アカデミー賞部門」)が決定しました。見逃してしまった方は必見ですよ。
アカデミー賞受賞時の屋鋪さんの喜びのコメントはこちら
https://www.jvta.net/tyo/ssff-academy-sing/
上映スケジュールはこちら
http://www.shortshorts.org/2017/ja/program/academy.php
◆“ちがいをちからに変える町”渋谷区とSSFFが初コラボ
「Shibuya Diversity Award」が創設
『プリンセスボーイ』
2015年に同性カップルを結婚に準じる関係と公的に認める全国初の「パートナーシップ証明書」の交付をし、話題となった渋谷区。同区は昨年、“成熟した国際都市”、“ちがいをちからに変える町”を謳う基本構想を打ち出しました。この理念をもっと多くの人に啓蒙することを目的にSSFFとコラボ。あらゆる人たちが自分らしく生き、価値観を認め合えることをテーマにした作品6本を特集上映します。
詳細・上映作品はこちら
http://www.shortshorts.org/2017/ja/program/diversity.php
◆日本とデンマークの外交樹立150周年
デンマーク特集
『完全な人間』
2017年はデンマークと日本が外交を樹立してから150年という記念すべき年。国内では記念切手が発売され、デンマークのアーティストを招いた舞台やコンサート、展覧会などが数多く行われています。SSFFでも4本のデンマーク映画を上映。中でも注目なのは、1968年の傑作『完全な人間』です。同作は2003年にオリジナルを手がけたJorgen Leth監督本人とデンマーク映画界の鬼才、ラース・フォン・トリアー監督(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『奇跡の海』)がリメイクし、話題となりました。今回はオリジナル作品を観られる貴重な機会です。
その他の上映作品とスケジュールはこちら
http://www.shortshorts.org/2017/prg/ja/196
◆スコットランドから話題作が上陸
エジンバラ短編映画祭プログラム
『さまようイーンガスの歌』
スコットランドで毎年開催されている「エジンバラ短編映画祭」の上映作品も注目です。今年は、イギリス、アイルランド、スコットランドで制作された9作品を一挙上映。おすすめはアイルランドの詩人で劇作家のW・B・イエーツの詩『さまようイーンガスの歌』をモチーフにしたアニメーション作品『さまようイーンガスの歌』です。ナレーションを務めるのは、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や映画『麦の穂をゆらす風』(カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞)などに出演するアイルランド出身の名優、リアム・カニンガム。ぜひご覧ください。
詳細と上映スケジュールはこちら
http://www.shortshorts.org/2017/ja/program/edinburgh.php
エジンバラ短編映画祭 フェスティバルディレクターのインタビューはこちら
http://www.shortshorts.org/2017/topics/column/ja/1657
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017」(SSFF & ASIA 2017)公式サイト
http://www.shortshorts.org/2017/