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世界最大級の日本映画の祭典 ニッポン・コネクションが5月24日開幕

世界最大級の日本映画の祭典 ニッポン・コネクションが5月24日開幕

5月24日、ドイツのフランクフルトで、世界最大級の日本映画の祭典、第16回ニッポン・コネクションが開催されます。昨年、同映画祭では約100本の日本映画が上映され、1万6千人を超える来場者数を記録。今年も、『思い出のマーニー』『火花』『モヒカン故郷に帰る』『母と暮せば』『残穢-住んではいけない部屋-』といった最近の話題作に加え、インディーズ作品や昭和の名作などが一挙上映されます。JVTAは、毎年この映画祭をサポート。MTCの浅川奈美プロデューサーと石井清猛ディレクターが現地に赴き、特別プログラムの上映会やワークショップなどを行っています。またニッポン・ヴィジョンズ部門のアワードスポンサーとしても参加。受賞監督には、次回作にJVTAが英語字幕をつけるという副賞が贈られます。
 

JVTAの今年の特別上映プログラムは、1987年制作の『ゴキブリたちの黄昏』(吉田博昭監督)。これまで海外では見る機会がほとんどなかった同作が、JVTAの修了生による英語字幕で上映されます。すでにインターネット上には海外の映画関係者からコメントが書きこまれるなど早くも上映に期待が高まっています。出演は小林薫さん、鳥丸せつこさん、渡辺えりさんといった豪華な顔ぶれ。アニメと実写が融合し、ゴキブリたちの視点で描かれる独自の世界観は、ドイツでもきっと話題になるはず。修了生の英語字幕がドイツでどのように評価されるのか、今から楽しみですね!
 

ゴキブリたちの黄昏
 

ゴキ黄昏ロゴ
 

詳細はこちら
http://www.nipponconnection.com/program-detail/jvta-presents-twilight-of-the-cockroaches-en.html
 

また、ワークショップには、JVTAの東京校とロサンゼルス校の両方で日英字幕翻訳や英文ライティングを教えるジョナサン・ホール講師が登場します。英語字幕体験では、ここ数年の日本のアニメや実写映画を教材に、参加者の皆さんに英語字幕作りに挑戦して頂きます。毎年恒例のこのワークショップでは、作品の面白さや作り手の意図を伝える字幕をつくるための考え方や方法を具体的に指導。世界各国から約50名の皆さんが集まる人気イベントとなっています。さらにジョナサン講師は、「Through Bug Eyes: Insect Optics and Global Anime」のレクチャーも担当。昆虫を主人公にした作品にフォーカスし、日米のアニメクリエイターが手がけた過去の傑作から、作品ごとの世界観の違いやオリジナリティを解説します。映像翻訳者として数多くの作品に携わってきたジョナサン講師だからこそ語れる深い考察は、世界の映画ファンを惹きつけることでしょう。
 

ジョナサンさん - コピー
 

◆Subtitling-Workshop: Translation & Subtitles in Japanese Cinema
http://www.nipponconnection.com/program-detail/subtitling-workshop-translation-subtitles-in-japanese-cinema-en.html
 

◆Through Bug Eyes: Insect Optics and Global Anime
http://www.nipponconnection.com/program-detail/through-bug-eyes-insect-optics-and-global-anime-en.html
 

ニッポン・コネクションでは映画以外にもさまざまな日本の文化を紹介。ゲームセンターや屋台、ラーメン店が設置されるほか、将棋や折り紙、日本酒、茶道などのワークショップが開催されます。JVTAは今年も日本映画や字幕づくりの楽しさを世界に発信してきます。
 

◆ニッポン・コネクション
2016年5月24日から29日
ドイツ・フランクフルトの各会場で開催
公式サイト http://www.nipponconnection.com/nc-2016-english.html