発見!キラリ
発想の転換で新たな1年を
12月のテーマ:「終わり」
今回のお題は「終わり」。
色々と連想させるワードですが、どちらかといえばネガティブなイメージと結びつきやすい言葉のような気がします。物事の終焉はもとより、例えば「終わりが見えない」など、辛いことが延々と続くような表現にも使われます。プロの翻訳者である皆さんや、トライアル合格を目指す皆さんにとっても「いつまでたっても翻訳者として未熟だ」とか「いつになったら合格するのか?」といった苦しいことばかり浮かんでくる言葉かもしれません。
では、反対の意味の言葉。例えば「先が見えた」という言葉なら、本当にポジティブでいいイメージでしょうか? 私はむしろ「限界」とか「もう伸びしろがない」というイメージを受けます。
こう考えれば「終わりが見えない」の方が「可能性は無限」という意味合いを含んだ「いい言葉」のように思えてきませんか? いつまで続くのか分からずに、息切れしそうになることも多い翻訳業ですが、続けている限りその可能性は無限なのです。
終わりが見えず、くじけそうになった時は深呼吸して発想の転換を。そして「自分はまだまだ伸びる」と信じてください。気分を一新し、新たな1年を始めてみませんか?
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Written by 檜垣幸子
メディア・トランスレーション・センター
映像翻訳ディレクター
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[JVTA発] 発見!キラリ☆ 12月のテーマ:終わり
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。同じ目標を見つめる修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。