発見!キラリ☆
「仕事とバレーと」
1月のテーマ:イベント
私にとって大事なイベントとは? と考えた時、全くのプライベートで恐縮だが、バレーボールの試合ではないかと思った。毎年、春と秋と冬に区内の全てのチームが参加する大会があり、私とチームメンバーはそこでの勝利に向けて練習している。この冬の大会も間近だ。
学生時代バレーボール部に入っていた私は、社会人になってからもバレーを続け、今でもママさんバレーでがんばっている。ママさんバレーと言っても、バカにしたものじゃない。チームで体育大出身のコーチを雇い、毎週1~2日、1日4時間の練習をしている。全日本の練習みたいに(!?)、次から次とコーチの手からボールが飛んできて、ワンマンのレシーバーがヘロヘロになってもボールを追い続ける。そんな練習もたまにしている(笑)。
メンバーはだいぶ大きな子どもがいるママたちで、みんなそれなりの年齢なのだが、元気そのもので、見た目も気持ちも若い。医師、看護師、公務員、パート勤務、仕事を掛け持ちしてがんばるシングルマザーなどなど、全員仕事を持っているが、みんな時間をやりくりして練習に参加している。そんな私たちにとって、家族を味方にすることは重要だ。できるだけ家のことは手を抜かずにがんばり、家族が快く練習に送り出してくれるように努力してきた。
メンバーそれぞれの性格も違うので、意見がぶつかることもあるけれど、基本はみんな楽しくバレーがしたい。そして試合に勝つことでよりバレーが楽しくなり、自分たちのプレーに自信が持てる。
バレーはチームプレーなので犠牲的なプレーが求められるスポーツでもある。ワンツースリーの最後で得点はアタッカーが決めることが多いけれど、その前ワンツーのプレーヤーがボールをつながなければ点は取れない。次の人のために前の人が身を挺してプレーする、逆に前の人のミスを後の人がつないでミスをチャンスに変える。そんなチームが強いのだ。
唐突かもしれないが、バレーは仕事に通じるところがあるとよく思う。会社の仕事でも、翻訳者さんのチーム翻訳でも、1人だけでできることは限られているが、それぞれが役割を果たし、同じ目標に向かって努力し、助けあう。それが、1つの作品を仕上げる、社会に貢献しつつ、会社の利益を上げるなどの目標達成につながっていく。
バレーの練習や試合でいっぱい汗をかいた後に、チームメートと飲むビールはこの上なく美味しいが、忘年会などでJVTAの発展を担うみんなとワイワイ飲むビールも同じ味だと感じている。
—————————————————————————————–
Written by 齋藤恵美子
—————————————————————————————–
[JVTA発] 発見!キラリ☆ 1月のテーマ:イベント
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。同じ目標を見つめる修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。