字幕翻訳者が語る!『ストライクバック3:極秘ミッション』の魅力
JVTA講師の長尾絵衣子さんが字幕を手がけたドラマ『ストライクバック3:極秘ミッション』が7月3日(金)からWOWOWでスタートします(吹き替え版は7月2日開始)。
この作品は、テロ組織を倒すために結成されたイギリスの極秘部隊「セクション20」で任務を遂行するマイケル・ストーンブリッジとダミアン・スコットの活躍を描くアクションドラマ。鍛え抜かれた肉体とあらゆる武器や手段を使って彼らが非情に敵を倒していく過激さが話題になっています。日本では2013年から第1シーズンがスタート、その後2014年に第2シーズンが放送され、今回は待望の第3シーズン。今シーズンも銃撃戦や格闘シーン、カーアクションなど激しいバトルが満載です。
ストーンブリッジを演じるのは、映画『サンダーバード』のフィリップ・ウィンチェスター、スコットを演じるのは、映画『300 〈スリーハンドレッド〉〜帝国の進撃〜』のサリヴァン・ステイプルトン。2人が今シーズンで立ち向かうのは、生物兵器を狙う国際テロリストグループです。南米コロンビアのボゴタからレバノンのベイルート、ロシアのモスクワ、ハンガリーのブダペスト、そしてドイツのベルリンへとまさに世界を股にかけた闘いが展開されます。
長尾講師は、同作の第1シーズンから字幕を担当。この作品の見どころと字幕づくりの工夫や苦労について聞いてみました。
「見どころは何と言っても豪快なアクションですが、予断を許さないスリリングなストーリー展開も魅力です。翻訳に取り掛かる前に各回を通して見る時に、思わず『えー!?』と言ってしまうこともしばしばでした。また主人公コンビの熱い“ブロマンス”をはじめ、個性豊かな登場人物たちの人間ドラマも楽しめます。
字幕づくりに関して言えば、このドラマは英米合作で、主人公コンビもイギリス人とアメリカ人であるため、英語/米語の違いをネタにしたセリフが出てくるのが難しかったですね。字幕版と吹き替え版を録画して、それぞれ訳出処理の違いもぜひチェックしてみてください。また、世界各地を転々とする設定のため、英語以外のセリフもたくさん出てきます。今シーズンはロシアが舞台のひとつだったので、第二外国語でかじったロシア語を必死で思い出しました。もちろん現地語のセリフには英語訳がついていますが、簡単な単語や文字の読み方を知っているだけでもかなり役に立つものです。もっと英語以外の外国語を勉強すべきだなと痛感しました。
シリーズ物ではありますが、2話完結のうえ、ストーリーは明快なので第3シーズンから観ても大丈夫です。セクシーなタフガイたちの大活躍、お楽しみください!」
『ストライクバック3:極秘ミッション』(字幕版)はいよいよ7月3日(金)の23:00からスタート! (初回は無料放送)ぜひ、ご覧ください!
放送日
吹き替え版 7/2(木) 夜10:00スタート(毎週 木曜夜10:00)
字幕版 7/3(金) 夜11:00スタート(毎週 金曜夜11:00)
★ストライクバック3:極秘ミッション 公式サイト
http://www.wowow.co.jp/drama/strikeback/