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あのテーマパークが、遂にオープンする 『ジュラシック・ワールド』の予告編

あのテーマパークが、遂にオープンする 『ジュラシック・ワールド』の予告編

【最近の私】『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はアドレナリンが大爆発する満足映画でした。
次は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を観に行ってきます。
 

現在公開中の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を始め、今年の夏はヒットシリーズ映画の新作が複数本公開される。8月には『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』も待機中だ。そんな8月公開のシリーズ映画の中から、今回は『ジュラシック・ワールド』の予告編を紹介したい。
 

予告編は、クリス・プラット演じる主人公オーウェンが、知能が高く凶暴な恐竜、ヴェロキラプトルに囲まれている場面から始まる。オーウェンは「支配するのではなく、信頼関係を築く」と恐竜たちと交流しようとしているのだ。ちなみにヴェロキラプトルはシリーズ第1作目『ジュラシック・パーク』から登場している。
 

『ジュラシック・パーク』は、人間たちがDNA操作で恐竜を人工的に作り上げ、ある島にテーマパークを作ろうとするが、檻から逃亡した恐竜たちが人間を襲うという映画だった。公開後は大ヒットとなり、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』、『ジュラシック・パークⅢ』とシリーズ化された。最新作『ジュラシック・ワールド』もアメリカで6月に公開され、記録的なメガ・ヒットとなっている。
 

予告編を見ると、ジュラッシク・ワールドはついにテーマパークとして開園し、多くの観客が訪れている。オーウェンは「今いる恐竜で十分だろ」と反対するが、経営者はもっと人を呼ぼうと、新しい恐竜を遺伝子操作で作り上げてしまう。そして出来上がった新種はティラノサウルスよりも巨大で、仲間の恐竜も食べてしまうという恐ろしい生物。そしてお約束のようにこの新種が脱走してしまうのだ。ジュラシック・ワールドに来ている観客は2万人。テーマパークの運営者側は何とか騒動を鎮めようとするが、人も武器も足りない。空を飛ぶプテラノドンが群れをなして観客たちを襲っていく。楽しいはずのテーマパークは悪夢のような場所になっていく。
 

1993年に第1作目『ジュラシック・パーク』が公開された時、「特殊撮影の技術もここまで進んだのか」と驚いた。それ以前の映画では、恐竜や怪獣はゴムで作られたものが主流で、作り物のモンスターを、アングルや照明で工夫しながらリアル感を出して撮影していたものだった。だが『ジュラシック・パーク』では、CGで作り上げられた恐竜が自由に動き、皮膚の質感も本物と思わせるようなリアルさで観る者を圧倒した。さらに実物大の恐竜も作られ、CGと組み合わせられている。撮影技術だけではなく、スティーヴン・スピルバーグ監督の手に汗を握るサスペンス演出も冴えていた。また劇中で「恐竜は生命を全うして、絶滅した。科学の力が進歩しても、恐竜を生き返らすのは間違いだ」というセリフもあるように、科学への批判も込められており、子ども向けの恐竜映画ではなく、一級の娯楽作品になっていた。
 

『ジュラシック・パーク』以降、映画ではCGを使ったモンスターや生き物が頻繁に登場するようになったが、映画の新しい時代を切り開いた『ジュラシック・パーク』の最新作となれば、期待するなというのが無理でしょう。今回はどんな恐竜が出てきて驚くような物語を見せてくれるのか、ワクワクしながら映画館に行ってきます!
 

今回注目した予告編:
『ジュラシック・ワールド』
監督:コリン・トレヴォロウ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフリオ
8月5日から公開
公式サイト:http://www.jurassicworld.jp/

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Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)

映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
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戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!