「バリアフリー上映」について、戸田恵子さんに聞いてみました!
国内最大の子どものための映画祭「キネコ国際映画祭2015」が8月11日(火) 、東京・渋谷で開幕しました。1歳から参加できる同映画祭では『たびするおウチ』(仏・2013)、『ウサギのてんこうせい』(豪・2015)など、年齢に関係なく観客を引きつける作品が集結します。
23回目を迎える今年は、初の試みとして「バリアフリー上映」も開始。視覚や聴覚にハンディがある来場者も、映像作品を楽しむことができます。JVTAは専用端末を使って視覚情報を伝える「音声ガイド」の制作で同映画祭をサポート。そこで、映画祭ディレクター・ジェネラルを務める戸田恵子さんに「映像のバリアフリー化」について聞いてみました。
バリアフリー上映があるおかげで
来られた方もたくさんいたと思います
「初めての試みがいっぱいある映画祭です。オープニングは、たくさんのお客様に入っていただきました。開催場所もアットホームな感じのホールで、(司会も)非常にやりやすいですね」。映像のバリアフリー化についてはさらに挑戦をしたいとか。「バリアフリー上映があるおかげで観に来られた方もたくさんいたと思います。次にやる時は、“もっとこういう風にできたら”というアイデアがたくさんあります。字幕の表現と、会場で生吹き替えをする私たちとの連係の仕方も、もっと良くできるはずです」。視覚や聴覚に障害がある人も、とにかく1回来てほしいという。「とってもホッコリする作品ばかりなんです。だから、毎年いろんな形でお届けしたいと思っています。大人の方が一人で来ても、観ていて、フッとあたたかい気持ちになるはずですよ!」。
キネコ国際映画祭は東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールと、同じく渋谷にあるシダックス・カルチャーホールにて8月15日(土)まで開催中。さくらホールでは8月13日(木)、15日に戸田さんら出演者による「ライブシネマ」が行われます。今年の夏休みは、あたたかさと熱意がある映画祭に足を運んでみてはいかがでしょうか?
キネコ国際映画祭2015
http://www.kinder.co.jp/