日本映像翻訳アカデミー 代表からのメッセージ
「映像翻訳者を目指す皆さんへ」
日本映像翻訳アカデミーが産声を上げたのは1996年。まだ、「映像翻訳」という言葉は広く知られておらず、劇場用外国語映画の字幕翻訳のみをイメージする人が多い時代でした。
しかし、時代の変化は私たちの想像をはるかに超える速度で進行しています。グローバリゼーションの大号令のもと、私たちの社会や日々の生活にとって、世界中から流入するメッセージや情報は欠かすことのできない存在になってきたのです。
その主軸となるのが映像によるコミュニケーションです。映画では、劇場公開数をはるかにしのぐ数の作品を、DVDソフトや衛星放送、インターネットを通じて鑑賞することが可能になりました。海外ドラマやニュース、生活情報番組、スポーツ番組、ドキュメンタリー映像、アニメーション、音楽エンターテインメント情報なども同様で、まさに、「世界の映像情報がシャワーのように降り注ぐ時代」が到来したのです。
では、そうした社会のニーズを適確に実現するプロフェッショナルとは誰なのか――。
日本映像翻訳アカデミーは、「映像翻訳者」という新たなスキルと高い意識をもった人材こそが、増え続けるニーズに応え得るプロフェッショナルであると確信しています。
これまで語学の学習に人生の多くの時間を費やし、その努力を継続する意志を持つ方、同時に、海外の映像作品を愛し、その素晴らしさを一人でも多くの視聴者に伝える仕事をライフワークにしたいと願う方は、ぜひ一度、日本映像翻訳アカデミーを訪れてください。
修了生サポートの実務と実績
日本映像翻訳アカデミーの修了生の進路は多岐に渡っています
映画やドラマの日本語版制作に伴う字幕/吹き替え翻訳といった映像翻訳受注はもちろん、CMの企画書、マンガの日英翻訳といった文書翻訳、DVD制作会社、番組制作会社への派遣・紹介まで、翻訳の受注だけなく、“メディア”に関連するものであれば、あらゆる翻訳分野や会社が修了生の活動フィールドです。
もちろん使用言語も英語だけではなく、中国語や韓国語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、ドイツ語などさまざまな言語を仕事に活かすことが可能です。
さらに修了生が映像翻訳者として活躍しているのは、映画やテレビの分野だけではありません。当校では、映画/映像祭への協力・協賛を積極的に推進しており、そこで発生する大量の映像コンテンツに対し、「チーム翻訳」という独自のシステムのもと、非常に多くの修了生が映像翻訳に関わるチャンスをつかんでいます。
修了生のプロ化をサポートする専門の部門を併設
修了生がプロとして羽ばたく機会を提供するのが、当校の就業支援部門、メディア・トランスレーション・センター(MTC)です。
MTCは、1人でも多くの修了生をプロ化に導くことを任務としています。その目的のために10余名の映像翻訳ディレクターが正社員として常駐し、受講期間中、修了後を通じて講義とは別にさまざまな側面からプロ化をサポートしています。
修了後のトライアルの実施、少人数ゼミ形式のOJT(実務体験訓練)、実際の映像翻訳発注、登録企業の紹介など、通常のスクールでは例を見ない人員と手法で、実績を積み上げ、メディア業界、翻訳実務業界などから高い評価を得ています(MTC部門が翻訳や求人を受けている企業は300社以上に上ります。その一部は「会社概要」に掲載されています)。
国内外の映画祭への支援
映画祭はプロデビューの大切な舞台です
日本映像翻訳アカデミーは、国内外のさまざまな映画祭に協力しています。上映作品の翻訳やサポート業務、仕事から生まれた人脈などが、映像翻訳者としてのキャリアを築くきっかけとなった修了生も少なくありません。
また、海外の貴重な映画や質の高いドキュメンタリー作品などの翻訳経験を積めることに加え、普段は知ることができない映画祭の内側を体験できることも、大きな魅力と言えるでしょう。
映像翻訳以外でも、日本語版カタログの翻訳や、カタログなどに掲載する作品の紹介、監督や出演者のバイオグラフィーなどの英訳作業に関わる修了生も多くいます。さらに、映画祭事務局での運営業務、海外ゲストの通訳やアテンドなどのサポート業務なども行うことがあります。