5月のテーマ：緑
 

先日、新緑の季節という言葉がぴったりの5月の北海道に行きました。車を運転していても、街を歩いていても、美しい緑が目に飛び込んできます。テレビのニュースでは大通公園の噴水をバックにソフトクリームを食べる人たちの画が流れ、連日の記録的猛暑が話題になっていましたが、緑に囲まれているせいか暑さも和らいで感じました。
 

札幌では劇団四季の『ウィキッド』を鑑賞しました。すばらしい舞台でした。ちなみに、この舞台の主人公は「緑色の肌」と魔法の力を持つエルファバです。また、札幌ドームでは、北海道日本ハムファイターズの選手たちが北海道新幹線開業に合わせて作ったH5系のカラーリングと同色の「常盤グリーン」ユニフォームに身を包み、快勝！　幸せな気分のまま、ちょっと遠回りして深い「エメラルドグリーン」のえにわ湖（記事上部の写真）を眺めながら帰路につきました。
 

「緑」に関わっているときは、いつも心が穏やかになります。思えばこれまでの私の楽しい日々にはいつも「緑」が近くにありました。
 

子供のころ住んでいたエリアは、「グリーンハイツ」と呼ばれる新興住宅街。「緑小学校」に通い、中学校、高校ともにスクールカラーは「緑色」で、学校の指定ジャージはそれぞれ芋ジャージ、バッタジャージと呼ばれていました。アメリカでの大学時代は体育会のゴルフ部でグリーン＆オレンジの通称マイアミカラー（マイアミ大学やマイアミ・ドルフィンズのユニフォームでおなじみ）のシャツを着て、「グリーン」と格闘する毎日でした。
 

最近はちょっと「緑」との関わりが薄くなってきたので、バルコニーの観葉植物を増やしたり、「緑」を求めて郊外へ出かけたり、山登りをしたりと自発的に「緑」を取り入れています。
 

そういえば、ずっと“縁”が薄かった「緑」があるのを思い出しました。それは英語で「Green」。そう、ドル紙幣のこと。これにはホント“縁”がなかった。遠慮せずにもっと近くにいてくれたらよかったのに。そうすれば、もっともっと心穏やかに過ごせたかもしれません。
 

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Written by　小笠原　ヒトシ　
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[JVTA発] 発見！キラリ☆ 　5月のテーマ：緑
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。