12月のテーマ：ご褒美
 
 

LA校で働き始めて早3年。運動する時間がなくなったのと過食で10キロ以上太ってしまった。取り返しがつかなくなる前に痩せなきゃいけないなと思っていた時にNetflixで見たのが、『Fat, Sick, Nearly Dead（邦題・デブで病気で死にそう）』というドキュメンタリーだ。
 

撮影当初140キロもあり、肥満と自己免疫疾患に悩まされていたオーストラリアの実業家ジョー・クロスは、60日間グリーンジュースだけを飲むというダイエットで約40キロもの減量に成功した。ぐうたらな私でも、これなら出来るのではないか！と思い、早速150ドルを投資して高性能のジューサーを購入。
 

映画の中でやっていたのはグリーンジュースを1日数回飲み、あとは水だけで何も食べないというダイエットだ。材料は青リンゴ、セロリ、ほうれん草、ケール、人参、パイナップル、パセリ、ミント、きゅうり、レモン、生姜、ターメリック、唐辛子など（人参ときゅうりは勝手に足した。気分でバナナやキウイ、洋ナシを入れることも）。まずくはないが、唐辛子のせいでジュースなのに辛いという、不思議な味になる。ヘタレの私はジュースオンリーの生活には挑戦しなかったが、なるべく食べないようにした。フルーツの糖分のせいか、意外とお腹は空かない。水もたくさん飲むようにして、デトックスも心がけている。
 

運動も取り入れた方が効果的なので、久しぶりに運動も開始。ランニングマシンで20分走った後に有酸素運動マシンのエリプティカルでインターバルトレーニングを5分（全力で30秒、超低速30秒×5セット）、腹筋を5分してインターバルトレーニング5分をもう1回、最後にクールダウンで5分歩く、というのを週に2～3回している。
 

なるべく普通の食事はしないように心がけている。大好きだった炭水化物は意外と抜いても苦にならないが、肉が食べたくなるので、タンパク質を中心にちょこちょこつまみ食いをしている。その結果、1ヵ月で5キロ痩せた。とはいえ、ストイックにやりすぎて続かなければ意味がないので、たまのご褒美はよしとしている。友達や同僚と食事に行く時はたまの息抜きということで割と普通に食べている。私は顔にあまり肉がつかないのか、他人から見て5キロ減はあまり変わらないのか、痩せたことはあまり気づかれないものの、肌がキレイになったと言われるのが嬉しい。
 

それにしても慣れというのは怖い。アメリカの食事はとにかく量が多く、かなり気をつけないとすぐに食べすぎになってしまう。一時帰国中に実家で出された茶碗を見て、子供用の茶碗を出されたのかと勘違いしてしまうほど、感覚がおかしくなっている。アメリカのダイソーで買った茶碗に貼られたシールをよくよく見たら「小丼」と書かれていて、これまたビックリ。ダイエット終了後も体重を維持できるよう、食べる量や内容に気をつけようと思う。
 

日本では忘年会シーズンの真っ只中。ダイエットしたい人や食欲をなくしたい人はぜひNetflixで『Fat, Sick, Nearly Dead（デブで病気で死にそう）』や『Fed Up（フェド・アップ）』など、健康や正しい食生活がテーマの作品を見てほしい。
 

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Written by　當麻　さやか　
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[JVTA発] 発見！キラリ☆ 　12月のテーマ：ご褒美
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。