発見!キラリ 「7年ぶりの挑戦!」
1月のテーマ:TRY
「大人になったら運動する機会が減るから、今のうちに身体を動かす習慣をつけとけよ」。
これは高校時代の体育教師がよく言っていた言葉だ。
幼少の頃から運動することが好きだった私には、当時その言葉の意味がよくわからなかった。実際、授業や部活以外でも常に身体を動かしていたからだ。
だが、社会人になり、あの言葉の意味を実感するようになった。仕事だけでなく、プライベートも忙しくなり、本当に運動する機会が減ったからだ。それでも積極的に運動しようと思いジムに通ったりもしたが、通うこと自体が面倒になりどれも続かなかった。そこで、自宅でできるスポーツがないかと探していたところ、ボルダリングというスポーツを見つけた。本来ならば、クライミングジムなどに通ってやるのだが、実は自宅の壁にクライミングウォールをつくる「ミニクライミングジム」というやり方もあるということでこれに決めた。
ボルダリングは登るコースによって難易度が違う。カラフルなホールドの形が微妙に変わるだけで、急にハードになることもある。だからこそ、それまで登れなかったコースをクリアできたときの達成感はひとしおだ。そんな充実感を味わえるのもこのスポーツの魅力なのだ。次第に私はボルダリングに夢中になり、どんどんはまっていった。やがて自宅用のセットでは物足りなさを感じ、本格的にクライミングジムに通いたくなったが、当時はまだ自宅や職場の近くにはなかったため断念せざるを得なかった。すると目標を失ったかのようにボルダリングへの熱が一気に冷めてしまった。
最近ではクライミングジムも増え、もっと気軽にできるようになってきた。2020年の東京オリンピックからはスポーツクライミングが新たに正式種目になり、今後もクライミングの競技人口はますます増えていくだろう。2017年は私もボルダリングに7年ぶりに挑戦しようと思う!
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Written by 堤 竜大
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[JVTA発] 発見!キラリ☆ 1月のテーマ:TRY
日本映像翻訳アカデミーのスタッフが、月替わりのテーマをヒントに「キラリ☆と光るヒト・コト・モノ」について綴るリレー・コラム。修了生・受講生にたくさんのヒントや共感を提供しています。