【スタッフコラム】Fizzy!!!!! JUICE #21
冬季五輪フィギュアスケートの日系人選手たち●筆谷信昭(取締役 兼 LA現地法人代表取締役)
昨年末来の世界的オミクロン株の大流行等で混乱も予想される中、本年2月4日は北京冬季五輪の開会式。
自分が特に好きな競技がフィギュアスケートで、1984年のサラエボ五輪の頃から毎回注目している。この10数年日本選手が強くなり、今回も羽生結弦の三連覇なるかと世界初の四回転アクセルは大注目で、男子シングルは宇野昌磨、鍵山優真らとで札幌五輪ジャンプ競技以来の金銀銅独占もあり得るし、坂本花織ら他の日本選手にも期待がかかる。
そして日系人選手たちにも注目したい。先の東京五輪でも、大坂なおみや、やはり日本人の母を持つジェイ・リザーランド(競泳)、マイケル・ノーマン(陸上)らの活躍はもっと日本国内でも話題になって欲しかった。フィギュアスケートには過去にもクリスティ・ヤマグチ、長洲未来、シブタニ兄妹ら日系人のスター選手も数多いし、今回のカナダ男子シングル代表のキーガン・メッシングも、カナダ最初の日系人である永野万蔵さんが高祖父という選手で、その芸術的なスケーティングは日本のファンも多い。
フィギュア界は日系だけでなくアジア系もさらに多い。そんな視点で五輪を眺めるのもまた楽しいし、ロサンゼルスにある日系人博物館では時折そんな展示もあり、LAに行かれる際には是非とも訪ねて欲しい場所だ。
スポーツは映像翻訳が必要とされる人気のコンテンツで需要も高い。スポーツ好きや興味がある人は、ぜひ今回の大会でウィンタースポーツのルールや専門用語などを勉強してみてはどうだろう。大会が無事運営されることと全選手のベストのパフォーマンスを願っている(選手名は敬称略)。
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Written by 筆谷信昭
ふでたに・のぶあき●日本映像翻訳アカデミー取締役 兼 JVTA, Inc (ロサンゼルス現地法人)代表取締役
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「Fizzy!!!!! JUICE」は月に1回、SNSで発信される、“言葉のプロ”を目指す人のための読み物。JVTAスタッフによる、示唆に富んだ内容が魅力です。一つひとつの泡は小さいけど、たくさん集まったらパンチの効いた飲み物に。Fizzy! なJUICEを召し上がれ!
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