【スタッフコラム】Fizzy!!!!! JUICE #25
書を捨てよ、町へ出よう 映像翻訳に役立つ?マイナーだけど“イイ感じ”な観光スポット2選
●ゲイラー世羅(ロサンゼルス校マネージャー)
国を跨いだ移動の制限が緩和されている。M-1留学プログラムを提供しているロサンゼルス校にとっては、嬉しいニュースだ。アメリカではマスク着用義務化が解除され、音楽フェスなどの大規模イベントが開催されるなど、日常を取り戻している。これから渡米する方は、歴史、文化、自然などさまざまな魅力を持つアメリカをその目に焼き付けてほしい。今回は、これまでアメリカ横断を4回経験した(=超貧乏旅経験者でもある)私から、エンタメコンテンツを愛する人におすすめしたい観光スポットを2つ紹介しよう。
●『グレート・ギャツビー』に触れるルイビルの旅
語学のプロである映像翻訳者は映画だけでなくアメリカ文学ファンも多い。英米文学に欠かせないのが、F・スコット・フィッツジェラルド作『グレード・ギャツビー』。フィッツジェラルドは、ケンタッキー州ルイビルにあるシールバッハホテル(現The Seelbach Hilton Louisville)で本作のアイディアを得たのをご存じだろうか。作中でも、トムとデイジーの結婚披露宴会場として出てくる。ホテルには作者が入り浸っていたバーがあるので、ケンタッキー名物のバーボンで乾杯して1920年代のアメリカを感じ、その後は映画『華麗なるギャツビー』を見るというフルコースを体験してほしい。本書を翻訳した村上春樹はルイビルの地を訪れたことがあるのだろうか。(当校まで情報をお待ちしています!)
●カルテックとパサデナと言えば、あのドラマ!
突然だが、私は『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の大ファンだ。本作は、頭脳明晰なオタク4人組とブロンド美女による全12シーズンのシットコム。私が声を出して笑わなかったエピソードは1つもない。本作の舞台はロサンゼルス郡パサデナ市で、オタク4人組は、カリフォルニア工科大学(略称カルテック)の物理学者をしている。アメリカのドラマに出てくる定番の大学と言えば、カリフォルニア州ロサンゼルス校(UCLA)を挙げる人が多いと思うが、ぜひカルテックにも注目してほしい。カルテックは、NASAの技術開発に携わるジェット推進研究所 (JPL)があることで有名だ。パサデナは雰囲気がよいサブアーバンな街なので行く価値あり! さて、映像翻訳では、ブラックジョークや時事ネタ、スラングなどの知識が必須だが、ビッグバン★セオリーでは、広い意味でアメリカ文化を学べる。例えば、作中にも出てくるQuiznos。サンドイッチチェーンのことだが、ロサンゼルス校の近くにもある留学生のランチスポットだ。サンドイッチ店1つにしても百聞は一見に如かず!
ロサンゼルス校の近所にも映画のロケ地があるので、詳細を知りたい方はぜひ筆者やロサンゼルス校のスタッフに聞いてほしい。留学中にスタジオツアーや番組観覧に遊びに行くのもおすすめだ。これから留学をする方は、アメリカ映画産業の中心地でエンタメにどっぷり漬かりながら、アメリカ文化や活きた英語に触れてほしい。書を捨てよ、町へ出よう、そして映像翻訳をしよう!
—————————————————————————————–
Written bt ゲイラー世羅
ゲイラー・せいら●日本映像翻訳アカデミーロサンゼルス校の受講生・修了生サポート部門リーダー。
—————————————————————————————–
「Fizzy!!!!! JUICE」は月に1回、SNSで発信される、“言葉のプロ”を目指す人のための読み物。JVTAスタッフによる、示唆に富んだ内容が魅力です。一つひとつの泡は小さいけど、たくさん集まったらパンチの効いた飲み物に。Fizzy! なJUICEを召し上がれ!
・バックナンバーは▶こちら
・ブログ一覧は▶こちら
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
◆【入学をご検討中の方対象】
映像翻訳のことが詳しくわかる無料リモートイベントへ!※英語力不問
※詳細・お申し込みはこちら
◆【映像翻訳をエンタメのロサンゼルスで学びたい方】
ロサンゼルス校のマネージャーによる「リモート留学相談会」
※詳細・お申し込みはこちら