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【スタッフコラム】Fizzy!!!!! JUICE #27 「好き」という魔法にかけられて●山田佳奈(コーポレート・コミュニケーション部)

【スタッフコラム】Fizzy!!!!! JUICE #27 「好き」という魔法にかけられて●山田佳奈(コーポレート・コミュニケーション部)

2022年1月より、『ハリー・ポッターと賢者の石』映画公開20周年を記念した特別番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』がU-NEXTにて配信されている。JVTAは本作の日本語字幕の制作を担当した。
 

実は私もその翻訳チームの一人である。2021年の年末、英語教育関係の会社で働きながら映像翻訳の仕事をしていた私は、MTCより一通のメールを受け取った。「『ハリー・ポッターと賢者の石』公開20周年特別番組の翻訳チームに参加しませんか?」と。
 

何を隠そう、私は20年来のハリー・ポッターファンだ。原作本の日本語版、英語版、映画のDVD、なんならハリー・ポッターのロケ地ガイドブックまで揃っている。当然ながら「やります!」と二つ返事で引き受けた。
 

そもそも私が洋画や英語、海外に興味を持ったきっかけが「ハリー・ポッター」だった。原作本第一巻『ハリー・ポッターと賢者の石』が日本で発売されたのは1999年。当初は物語の面白さのみに引き込まれていたが、2001年に映画版が公開されると、物語の舞台にも興味を持つようになった。つまり、「イギリス」や「英語」に関心を持つようになったのである。それと同時に、「洋画」の世界にものめりこんでいくことになる。
 

ハリー・ポッターをきっかけに英語の勉強に励み、イギリス・ロンドンへも留学した。私がロンドン留学をしていたのは、偶然にも『ハリー・ポッターと死の秘宝』の前後編が世界公開された時期だ。Part1公開時、キャストの姿を一目見たくて、友人と一緒に雨の中を5時間以上、プレミア会場のシアター前で待ち続けたことは忘れられない。やがて映画も完結し、私も日本へ帰国。『ハリー・ポッターと賢者の石』を好きになり始まった私の旅は、そこで完結したと思っていた。
 

しかしながら今になって、思わぬ形でハリー・ポッターに関わることになった。映像翻訳を学ぼうとJVTAに入学した当時は、「なんとなく新しいことを学びたい」くらいの気持ちでのスタートだった。しかし振り返ってみれば、映像翻訳への興味の根底には、ハリー・ポッターから始まった洋画への興味がある。「ハリー・ポッターが好き」から始まった私の旅は、終わることなく続いていたのだ。20年以上前に芽生えた「好き」という気持ちが、私をここまで連れてきてくれていた。それはまさしく、私にかけられた「魔法」だ。
 

これを読んでいる皆さんも、何かを「好き」という気持ちがあるなら、ぜひ大切にしてほしい。その気持ちは、きっと皆さんの未来の可能性を広げてくれるはずだ。
 

最後に、JVTAで学ぶ方々へ。トライアルに合格した暁には、「自己PRシート」を提出することになる。そこではぜひ、皆さんが好きなもの・好きなことについて遠慮なく、しっかりと書くことをおすすめする。私が『リターン・トゥ・ホグワーツ』の翻訳に参加できたのも、その自己PRシートのおかげだ。チャンスはどこにあるか分からない。自己PRシートだけでなく、あらゆるところで自分の「好き」を発信していってほしい。
 

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Written by 山田佳奈
 

やまだ・かな●日本映像翻訳アカデミー コーポレート・コミュニケーション部スタッフ。英日映像翻訳科修了生。
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「Fizzy!!!!! JUICE」は月に1回、SNSで発信される、“言葉のプロ”を目指す人のための読み物。JVTAスタッフによる、示唆に富んだ内容が魅力です。一つひとつの泡は小さいけど、たくさん集まったらパンチの効いた飲み物に。Fizzy! なJUICEを召し上がれ!
 
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