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『ロッキー』が新たに甦る 『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』の予告編

『ロッキー』が新たに甦る 『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』の予告編

【最近の私】Netflixで台湾ホラー『呪詛』を観ました。期待を裏切らない怖い作品でした。劇場で公開中の『哭悲 THE SADNESS』も話題になっていて、台湾ホラーは注目ですね。
 

映画が完成して公開された後、監督が再度編集をして「ディレクターズ・カット」として公開、DVD発売をすることがある。今回は『ロッキー4/炎の友情』(1985年)を監督・脚本・主演のシルベスター・スタローンが再編集した『ロッキーVSドラゴ:ROCKYⅣ』(2021年)の予告編を紹介したい。
 

『ロッキー4』はすでに観ている方もいるだろうから、ネタバレ気味になる場合があります。予告編は、ロシア(公開当時はソ連)のボクサー、ドラゴ(ドルフ・ラングレン)がアメリカにやって来る場面から始まる。ドラゴはロシアの科学技術を集結して肉体を鍛えられた超人的なアスリートだ。ドラゴは現チャンピオンのロッキー(シルベスター・スタローン)との試合を求める。ロシアのボクシングの強さを見せつけるためだ。
 

その挑発に、かつて王者で今はロッキーの親友であるアポロ(カール・ウェザース)が、「俺は勝てる」とドラゴに挑もうとする。ロッキーは「俺たちの時代は終わった。もう戦う理由はない」と反対する。だがアポロは「これで最後だ。力を貸してくれ」とロッキーに協力を請う。
 

そしてアポロ対ドラゴの試合が始まる。ドラゴの圧倒的な強さに、リングに倒れるアポロ。「これ以上は無理だ」と試合を中断しようとするロッキーに、「戦わせてくれ」と反対するアポロ。その結果、アポロは帰らぬ人となる…。
 

自分が原因でアポロが死んだと責めるロッキー。自分にできることは、これしかないと、ドラゴとの戦いを決意。「人生には何かをやり遂げなければならない時がある。他の皆が反対しても、自分にとって正しいことなら、すべきことをする」と反対する家族に伝える。ロッキーVSドラゴの試合は、ロシアで行われることに。アウェイの試合、現地の観客ばかりとなる不利な状況でロッキーは戦いに挑む。
 

ロシアに着いたロッキーは、雪山の中を走ったり、大木をかついで歩いたりと、ドラゴの化学的なトレーニングとは対照的な訓練を始める。ロッキーの持つパワー、そして家族への愛で厳しい練習を続けるロッキー。そしてロッキー対ドラゴの試合が始まった…。
 

『ロッキー4/炎の友情』を再編集、しかも40分を越える未公開シーンを加えたバージョンである。オリジナル公開版は上映時間が91分だから、さらに40分を足すと130分近い作品になるのかと思った。だが今回の『ロッキーVSドラゴ』は94分。ということは、半分近くが新しいシーンで構成されており、ほぼ新作といっても過言ではない。
 

オリジナル版の公開時はアメリカとロシアが冷戦状態にあり、ボクシングで両国が対決する展開にさすがに強引さを感じた人も多かっただろう。ただ、『ロッキー』シリーズ1作目から登場していたアポロが死ぬという第4作はファンにとっても特別な作品と言える。そして2015年には、アポロの息子がロッキーの指導でボクシング選手になる『クリード チャンプを継ぐ男』(2015年)が制作された。さらにアポロの息子とドラゴの息子が対決する『クリード 炎の宿敵』(2018年)もある。シリーズの要となる4作目がスタローンの手で新たに甦るとしたら、ファンとしては期待しますよね。新生『ロッキー』を映画館で確認してきます!
 

今回注目した予告編:
『ロッキーVSドラゴ:ROCKYⅣ』
監督・主演:シルベスター・スタローン
出演:ドルフ・ラングレン、カール・ウェザース
2022年8月19日より日本公開
公式サイト:
https://www.culture-ville.jp/rocky4

 
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Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)
映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
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戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!
 
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