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光か、闇か…『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の予告編

光か、闇か…『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の予告編

【最近の私】『ブレードランナー 2049』を観てきました。期待以上の内容で満足でした。次は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』に期待します!

 
2012年にウォルト・ディズニー・スタジオがルーカスフィルムを傘下に収め、『スター・ウォーズ』の製作をすると発表した。その後、2015年に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開されて大ヒットを記録し、新シリーズが始まった。今回はそのシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の予告編を紹介したい(この予告編を紹介するために、前作の内容にもちょっと触れているので、ご了承ください)。

 
予告編は、銀河系を支配しようとするファースト・オーダーの指揮官の1人、カイロ・レン(アダム・ドライバー)の後ろ姿から始まる。そこで「お前と会った時、荒々しい力を感じた。だがそれ以上に特別な“何か”を感じた」というセリフが。姿は見えないが、この声はおそらく前作で登場した悪の帝王(ファースト・オーダーの最高指導者)スノークと思われる。「お前」とは、カイロのことだ。彼は暗黒面とスノークに傾倒し、自分の持っている力を悪に費やそうとしている。

 
場面は変わる。前作でファースト・オーダーと戦うレジスタンスに参加して、特別な力“フォース”が覚醒した主人公レイ(デイジー・リドリー)が登場。レイはジェダイと呼ばれる正義の騎士、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の元で、フォースの訓練を積んでいた。ルークはかつてジェダイ騎士団を結成しようとしたが叶わず、小さな島でひっそりと暮らしていた。その島をレイが訪れ、フォースを正義の力として身につけようとしていた。レイは言う。「私の中に眠っていた“何か”が、ついに覚醒した」と。正義の力を得ようとするレイと、暗黒面に堕ちたカイロ。対照的な2人だが、それぞれに特別な“何か”を持っているのだ。

 
そしてカイロは「過去を葬る。殺すしかない」と戦闘機で、かつてレジスタンスの将軍でありカイロの母でもあるレイア(キャリー・フィッシャー)が乗る戦艦を攻撃しようとする。前作でハン・ソロの身に起こったことを知っていれば、どうなるか予想してしまう。

 
予告編の後半はファースト・オーダーとレジスタンスの激しい戦いが描かれる。レジスタンスのパイロットのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)が「1人の力は小さくても、必ずファースト・オーダーを倒す」と言い、前作で負傷したフィン(ジョン・ボイエガ)が戦う姿も見せ、まだ希望が残されていると感じさせる。ルークは言う。「道を誤れば、すべて終わりだ」と。特別な力“フォース”は世界を平和にして光をもたらすこともできるが、世界を暗闇に変える危険がある。それを知っているルークは、レイとカイロの行く末を案じているのかもしれない。さらに「運命を果たすのはお前だ」とスノークに捕えられるレイの姿が。

 
予告編は「教えて。私はどうすればいいのか」と言うレイのアップの後、カイロが手を差し伸べるシーンで終わる。レイは暗黒面に堕ちてしまうのか。それともルークと共に正義を貫くことができるのか。タイトルの『最後のジェダイ』とは、ルークの後継者としてレイが選ばれることなのか。またはルークがジェダイ騎士として最後を迎えるのか。気になる点が次々と出てきて、公開日が待ち遠しい。とりあえず、どんな物語が待っているのか、映画館で確認してきます!

 
今回注目した予告編:
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
監督:ライアン・ジョンソン
出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、オスカー・アイザック
2017年12月15日より公開
公式サイト
http://starwars.disney.co.jp/

 
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Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)
映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
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戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!