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時は来た。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の予告編

時は来た。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の予告編

【最近の私】今年はこれから『ゴーストバスターズ/アフターライフ』、『DUNE/デューン 砂の惑星』などが公開予定です。映画が延期されることなく上映される日が早く来てほしいです。

 
昨年からコロナ禍により、新作映画の公開が延期となっている。先日もトム・クルーズ主演『トップガン マーヴェリック』(2021年)や『ミッション:インポッシブル7(仮題)』も相次いで公開延期が発表された。その中で、10月から公開が決まった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)の予告編を紹介したい。
 

予告編は、「時は来た」のテロップから始まる。ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドは現役を引退している。しかし、CIAの友人であるフェリックス(ジェフリー・ライト)からある依頼を受ける。それは、誘拐された科学者を救うことだった。その任務は危険極まるもので、最新技術を備える謎の黒幕との戦いだった。
 

5代目ボンドのピアース・ブロスナンに代わって、ダニエル・クレイグが6代目を初めて演じたのは、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)だった。ダニエルが6代目のボンドを演じることが決まると、ファンから不安の声が上がる。自分はボンド映画の熱心なファンではないが、ダニエルはどちらかというと悪役みたいない風貌(失礼)で、主人公としては違和感があった。
 

だが『カジノ・ロワイヤル』の冒頭のシーンから新しいボンドの俊敏さとタフな魅力にひかれた。ダニエルが繰り広げるリアルなアクション場面は『ボーン・アイデンティティ』(2002年)に影響を受けているだろう。ブロスナンより若いダニエルは新ボンドを生まれ変わらせた。そして以降も続編『007/慰めの報酬』(2008年)、『007/スカイフォール』(2012年)も観た。JVTAのお誘いで『慰めの報酬』ジャパン・プレミアでは、来日したダニエルを直接見ることができたのも良い思い出です。
 

予告編に戻る。前作『007/スペクター』(2015年)での悪役ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)が再び登場する。「お前の敵は、私の敵だ」と、今回はボンドとブロフェルド共通の悪と思わせる展開となっている。またボンドの元上司M(レイフ・ファインズ)は「昔は敵とじかに対決できたが、今や敵は空中を漂っている」と、サイバーテロなど姿を見せずに犯罪を行う人物を示唆している。
 

今回の悪役サフィンに扮するのはラミ・マレック。『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)でフレディ・マーキュリーを演じてアカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した。サフィンは「人類を淘汰すれば、世界はより良い場所になる。私はきれい好きなのでね」と、何をするのか分からないが、恐ろしいセリフを言っています。日本のお面を思わせるマスクを着けているのも注目だ。
 

予告編は「ミッションのすべてがここで完結する」のテロップで終わる。すべてというのは、ダニエル版ボンドが今作で終了するという意味だ。前作からのキャラクターも続投しているので、『スペクター』を観ているとより楽しめるのではないか。アクションと新兵器、そして強烈な悪役と、ボンド映画に必要な要素を詰め込んだ予告編になっている。ダニエル扮する最後のボンドの活躍を、映画館で見届けてきます!
 

今回注目した予告編:『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演:ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ
2021年10月1日より公開
公式サイト:
https://www.007.com/no-time-to-die-jp/

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Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)
映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
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戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!

 
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