最悪すぎる入れ替わり! 『ザ・スイッチ』の予告編
【最近の私】NETFLIXに加入しました。映画も観ますが、今はドラマ『ダーク』が面白いです。
映画には、登場人物の性別や心が入れ替わる「入れ替わり」というジャンルがある。これまでコメディやアクションなどで描かれてきたが、今回は「入れ替わりホラー」の『ザ・スイッチ』の予告編を紹介したい。
予告編は地味な女子高生ミリー(キャスリン・ニュートン)が13日の金曜日に殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)に殺される場面から始まる。だが彼女は死んではいなかった。目を覚ますと、彼女は殺人鬼の肉体に乗り移っていたのだ。鏡に映った自分の姿に驚くミリー。そして殺人鬼の心は、ミリーの身体に移っていた。
高校生ブッチャーが高校に行くと、犠牲者になりそうな若者であふれている。女子高生になったブッチャーは、再び殺人を繰り返していく。自分の身体を取り返そうとするミリー。だが、24時間以内にできなければ、ずっとこのままに。
「入れ替わり」映画はこれまでに数多く作られてきた。邦画だと大林宣彦監督の『転校生』(1982年)が男子高校生と女子高校生の心が入れ替わる物語だった。洋画では、母親と娘の中身が入れ替わる『フォーチュン・クッキー』(2003年)、他にもアクション映画で『フェイス/オフ』(1997年)で刑事と犯罪者の顔が入れ替わるというSF要素の作品も制作されている。
入れ替わり映画の面白さとして、入れ替わったことを登場人物が気づく場面、そしてその入れ替わりを隠しながら、元の姿に戻ろうとする展開だ。予告編を観るかぎり、その場面やお約束の展開も盛り込まれていそうだ。若い肉体を手に入れた殺人鬼、そして、見た目は中年になってしまった女子高生って、演じる俳優にとっても挑戦だと思うんです。その点も見どころになるのではと注目しています。
本作の監督のクリストファー・ランドンは1975年生まれ。脚本家としてキャリアをスタート。人気ホラーシリーズ『パラノーマル・アクティビティ2』(2010年)で脚本を執筆、同作の『3』(2011年)『4』(2012年)でも脚本を担当。スピンオフ『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』(2014年)では監督デビューも果たしている。2015年には『ゾンビーワールドへようこそ』を監督する。
そして、『ハッピー・デス・デイ』(2017年)は、目を覚ますとその日の朝に戻り、殺される日を何度も繰り返すホラーで、アメリカではヒットを記録。続編『ハッピー・デス・デイ2U』(2019年)もヒットに導いている。今やホラー映画ジャンル注目のクリエイターといえる。
この監督を調べていて驚いたのは、彼の父親が、かつての人気ドラマ『大草原の小さな家』(1974年~1984年)に出演していた俳優マイケル・ランドンだったことだ。
『ハッピー・デス・デイ』シリーズでランドン監督に注目した映画ファン(自分もその1人)としては見逃せない。果たして女子高生VS殺人鬼の戦いの行方はどうなるのか。映画館で確認してきます!
今回注目した予告編
『ザ・スイッチ』
監督:クリストファー・ランドン
出演:ヴィンス・ヴォーン、キャスリン・ニュートン
公式サイト:https://theswitch-movie.jp/
2021年1月15日から公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で公開延期に。
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Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)
映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
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戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!
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