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花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集Vol.12 チェンマイのストロー事情

花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集Vol.12 チェンマイのストロー事情

★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
 

いま各国で話題になっているストロー廃止問題。確かに10年前、山岳民族の暮らす村を訪れた時、雄大な美しい自然の中に、プラスティックのゴミが残されていたのが印象的でした。その時の光景を今でも覚えています。村の人たちは、バナナの皮や果物の実を捨てるのと同じように、現代がもたらしたプラスティックの袋を当たり前のように捨ててしまうのです。
 
タイでは、コンビニで缶ビールやお水を買ってもストローがついてきます。冷たい飲み物をよく飲むせいか、日本よりストローの使用率が高い気がします。そんななか、時代の流れもあってか、おしゃれなカフェなどではステンレス製のストローが使われ始めました。スムージーをそれで飲むと余計に冷たくなるので、「暑いタイでは優れものだなあ」と、私もすでにマイストローを一本購入したところです。また、久しぶりに訪れた近所のレストランでは、ウェルカムドリンクのきれいな色のジュースに緑っぽいストローが挿してありました。お店の人によると「このストローは、レモングラスで出来ているんですよ」とのこと。言われなければ飲んでみるまで分かりません! エコにもいいし、使い切りで衛生的だし、その地に合った植物を活かした、とてもいいアイデアだと思いました。プラスティックのストローほどスムーズに吸えないこともあるけれど、人々もちょっと寄り添うことをすればいいだけのこと。元々エコな生活をしていた時代の知恵が、またグルッと現代風にアレンジして戻ってきた感じです。日本もきっとこれからいろいろなアイデアで代用品が出てくることでしょう。
 

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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
 
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