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花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.14 カピ色

花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.14 カピ色

★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
 

先日、久しぶりに市場へ洋服を買いに行きました。最新ファッションとはいかないけれど、たまに安くてかわいい掘り出し物が見つかることがあり、宝探しのようで楽しいひと時です。たまたま入ったお店で気に入ったものがあり、他に色がないかしらと聞いてみると、「ピンクでしょ〜、グリーンでしょ〜、あとカピ色かな」。「カピ色!!!ぜひ!」
そう、この色の言葉を理解できるということは、「あー、私も少しタイ人に近づいたなあ」と思う瞬間です。日本でも、桜色や飴色や若草色といった日本独特の名前がありますが、それと同じような位置にカピ色があります。カピとは、タイの調味料の一つで、小さいエビを発酵させたお味噌のようなもの。匂いがあり、苦手な人もいますが、旨味もあって私は大好きな調味料。実際の色はというと、少し紫がかった薄茶&薄グレーという感じで表現しづらく…、そこでカピ色となるのです。でもカピ色の範囲も意外に広く、お姉さんのいうカピ色は、“私のカピ色より赤茶色に近し”でした。お味噌の色も地方によって若干違うらしいので、色のコミュニケーションはなかなか奥が深いのです。カピ色のドレス。お買い上げ!
 
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※カピはお味噌のような調味料です。

 
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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
 
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