花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.34 空き物件ジワジワと。
★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
チェンマイは、夜間外出禁止令も解かれ、来月からバーやクラブもオープン予定、ほぼ普通に戻り、不便なく過ごせています。現在、日々ポツポツとでるタイの感染者は、海外帰国者であり、国内での感染者は0が続いています。そして6月22日無事にWHOが指定する28日間連続ゼロ達成し、国内での感染リスクは低くなったとされました。
昨日久しぶりに若者に人気のオシャレ地区に行きましたが、ついこの間まで営業していた場所に賃貸の張り紙が所々貼ってあるのが目につきました。10年前のチェンマイに戻ったと思えばこの閑散とした感じはある意味「これが普通だった」と思えるのですが、ここ数年観光客がグッと増え、急速に発展しすぎた観光ビジネス地区だっただけに余計に閑散とした感じが否めません。小さなお店が打撃を受け始め、これからが本当のアフターコロナの頑張りどころ。イタリア人がやっている小さな食堂もお客さんが来ず、「政府は封じ込めればいいと思っているだけ! 本当にこれから大変だよ」と、タイの政策に異議を唱えていました。コロナ対策は各国賛否両論がありますが、ウイルスの押さえ込みには、比較的成功したように言われる一方で、経済的苦境による自殺者のニュースなどが出てきたのを見ると、経済的打撃がじわじわと出てきている…。昨日の街の様子を見て肌でそう感じました。大手経営のチェーン店ばかりが生き残り、チェンマイの街の魅力が半減しないでほしいと願うばかりです。
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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
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