花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.56 お煎餅が運んでくれた小さな幸せ
★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
ある日、チェンマイから約2時間の所にあるランパーン県の友人が我が家を訪ねてきました。ちょうど日本の“歌舞伎揚”というお煎餅があったので、それをお茶菓子に出しました。彼女は、それを味わって、「アロイ(美味しい)」とひとこと言いました。数日後、彼女からサプライズの小包が…。中にはタイのカオテーンというお菓子が入っていました。カオテーンとは、餅米を天日干ししてから揚げたお煎餅の上に、ココナッツシュガーとスイカのジュースをミックスしたカラメルソースがかかっているもの。昭和的な素朴なお菓子で、見た目は地味なのですが、そのサクっとした軽い食感とシュガーのほんのりした優しい甘さが、病みつきになってしまうのです。さらに彼女が送ってくれたのは、彼女の地元の人たちが作っているもので、出来立てホヤホヤを送ってくれたのです。出来立てだけあって、サクサク度は最高! 今まで食べた既製品のカオテーンとの違いがわかりました。「美味しい」とひとこと言った日本のお煎餅からタイのお煎餅へと繋がった。彼女のその粋な計らいがとても嬉しく、世界が不安定になっている今、こういう小さな喜びに改めて感謝するのでした。
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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
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