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花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集Vol.76 花の装飾「マライ」

花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集Vol.76 花の装飾「マライ」

★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。

市場で売られている氷の上のマライ

タイの文化の中に、私の大好きな花の装飾「マライ」があります。タイを旅した人は、この花輪の「マライ」をきっと見たことがあるのではないでしょうか。日本の華道や西洋のフラワーアレンジメントとは違う、お花のアレンジの仕方にとても惹かれました。マライはタイの花文化における装飾はもちろん、仏教や神棚に捧げるお供え物、そして贈り物としてあちらこちらの場面で目にします。朝の市場には氷の上に置かれたマライが売っています。

生花なので1日しか持ちません。また、道路の交差点の花売りの人たちがマライやジャスミンのレイなどを毎日売って歩いています。私もたまに購入し、車に飾ると車内がとてもいい香りに包まれます。ある時、自分でも作ってみたいと独学で本と針を買ってきて作ったこともありました。針にお花を刺していきますが、大きさも違う花をきれいに整列させる作業はなかなか難しいのです。

道路でマライを売り歩くおばさん

ナチュラルな素材で作られたマライ

お花はタイ国際航空のマークにもなっているドックラックと言われるお花やジャスミン、バラ、木蓮などがよく使われています。1日しか持たない、その日限りの美しさ。素敵なマライをおみやげには難しいですが、最近ではこんなマライも見られます。タイにいらっしゃる時はぜひ市場で見つけてくださいね。

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Written  by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美

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