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花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.84 100年に一度の大洪水

花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.84 100年に一度の大洪水

★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。

チェンマイは今、雨期まっさかり。10月頭に起きた100年に一度の大洪水。日本のニュースでも取り上げられたようですが、チェンマイに流れるピン川が北部から流れてきた水により氾濫しました。多くの被害者の方には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、それから約2週間たった今、氾濫した地域に行きました。かつては、川が運搬の役割をしたため、川沿いにはワロロット市場など多くの商業施設があります。私がチェンマイに来て以来20年近いお付き合いの商店も。街の隅には掃除した後の廃材が積まれていて、街全体が水の引いた後で、埃っぽく茶色い色が残っています。まず市場の駐車場に駐車。そこのお姉さんはちょっと興奮気味に、「聞いてよ!ここまで浸かったのよ、3日洪水、1週間大掃除よー!」と笑いながら話してくれました。壁を見たら、胸の位置まで泥の跡がくっきり。ここまで水に浸かった証、まるでプールです。

約1メートル、茶色い線まで水が浸かった跡

道路脇には水浸しになった山岳民族の布を干している風景。濡れた布を洗濯する人の姿。被害の大きさを実感しました。更に市場の中に入ると…、なぜか人がわさわさと賑わっているではないですか。濡れてしまった商品の大安売りに群がる人々なのです。汚染された水に浸ったのでは…という思考は一先ず置いておいて、チェンマイの人はなんとも逞しいのでありました。私もさすがに大安売りの物は買えませんが…、他のお買い物をして盛り上げます!

浸水した商品を乾かす風景
布のバーゲンセール!

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Written  by 馬場容子(ばば・ようこ)

東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美

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