花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.85 いきなりバナナ園
★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
恒例の満月のお祭りロイクラトーンも終わり、静かなチェンマイです。
数カ月前の早朝、ガサッ、ゴソッと、うちの裏に突然知らないおばさん数人がやってきて、バナナの苗をたくさん植えて去っていきました。なぜだろうとご近所さんに聞いてみると、タイでは遊休地にバナナなどの果物を植えているのは、税金対策のためとのこと。なんとも色気のない話ですが、農地とすれば税金が安くなるのですから、皆節税対策としてお手頃なバナナを植えるのは当然のことでしょう。そのバナナが、最近程よく実っているなあと思っていた矢先、また裏でバサバサッと音がするではないですか。見ると今度はお隣の使用人のおじさんがやってきて、見事に実ったバナナをきれいに収穫していきました。そしてそのバナナをちゃっかり軒先で販売しているのです。なんともしっかりしているなあと思いながらも、反面タイはおおらかだなあと思わされます。おおらかに伸びたバナナの大きな葉っぱに囲まれていると、まるで自分がバナナ園の中にいるかのよう。殺風景な空き地よりはバナナ園の方がいいかと思いつつ、これから寒くなるのにはちょっと陽当たりの邪魔だなあと思いながら、バナナの伸び伸びした姿と睨めっこする朝でした。
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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
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