花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集Vol.9 制服はスーパーで?!
★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
毎年タイの旧正月であるソンクラーン(水掛け祭り 今年は4月13日から15日)が終わるころ、祭りが呼びかけて雨をもたらしたかのように季節が変わります。これがタイの子ども達にとって、暑くて長かった“夏休み”が終わる合図です。
ちょうどソンクラーンが終わり普段の生活に戻ったので、一週間ぶりにスーパーへ行きました。お祭りの前に売り場を飾っていた、水鉄砲やアロハシャツ、伝統衣装などが一掃され、タイの公立学校(主に幼稚園、小学校)の制服がずらりと並んでいます。日本のデパートにランドセルが並ぶように、「スーパーに並ぶ制服」は、タイの風物詩とも言えるでしょう。タイの学校の制服は、基本的に上が白いシャツ。下が女の子は紺色のスカート、男の子は紺色の短パンです。価格は、靴が高くても1000円前後、制服も1000円前後ですから、やはりスーパー価格?! 5月に始まる学校に向けて、制服売り場では子どもと親のこんなやり取りが聞こえます。「足りないものはない?」「新しい靴のサイズはちょうどいい?」「靴下は買った?」。新学期の始まりのワクワク感! そして新学期直前には、男の子たちはタイの丸刈りや角刈りヘアに、女の子はおかっぱやおさげに変身します。せっかく夏休みにお洒落した髪型ともおさらばする時期。さあ、タイではもうすぐピカピカの一年生が見られる季節です。
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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
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