【留学生インタビュー】帰国直後にトライアル合格!英日、日英、バリアフリーでハイブリッドな翻訳者に!
JVTAロサンゼルス校の留学生は初めて映像翻訳を学ぶ方が多いのですが、最近では東京校の受講生や修了生が留学するケースも増えています。東京校で英日映像翻訳科とバリアフリー視聴用字幕ライター養成講座を修了した伊納華さんは、両分野においてプロとして活躍。さらに、仕事の幅を広げるためにと、英語の環境に身を置きながら日英映像翻訳や通訳などを学ぶために留学を決めました。2017年7月から9カ月間の留学生活を終えて帰国した伊納さんに、現地で身につけたことやプライベートの過ごし方などについてお聞きました。
◆ホストファミリーとの会話にヒントが!
英文法は得意だったのですが、口語表現やキャラクターにあったトーンを選ぶのが苦手でした。女性が話している場面で、私が選んだ英語表現では政治家が話しているような印象を与えてしまうと講師から指摘を受けたことがありました。講師からのアドバイスに耳を傾けるのはもちろんですが、ホストファミリーが話している英語を注意深く聞くように心がけました。そうすることで、性別や年代、性格によって使う言葉やトーンが異なることが分かり、新しい英語表現を知るきっかけにもなりました。
◆通訳の授業で身につけたのは、瞬発力!
通訳の授業では、訳す時の瞬発力を鍛えることができました。英語から日本語、日本語から英語、通訳はどちらの場合も人が話す内容をすぐに別の言語でアウトプットする必要があります。特に力を注いだのは数字の聞き取り。私を含めて苦手な人が多く、授業でも重点的に指導されました。授業以外でも、クイズ形式でトレーニングできるサイトがあるので、家でも特訓。おかげで以前よりも数字の変換が早くなり、翻訳だけではなく、英語スピーカーとのコミュニケーションもスムーズになり、役立っています。
★数字の聞き取りをトレーニングできるサイト例
こちら
◆映画館通いで、苦手なホラーにもチャレンジ!
アメリカにいて嬉しかったのは、日本よりも早く公開される映画が多いこと。学校のすぐ近くの映画館では時間帯や曜日によっては半額で観ることができ、時間が空いた時などはよく通っていました。私はホラー映画が苦手だったのですが、「せっかくアメリカにいるのだからチャレンジしてみよう!」と思い、数作品観たことで以前よりも恐怖心を感じなくなりました。映画を観るのも、翻訳の仕事を受けるのも、ジャンルの幅が広がったのは私にとって大きな変化です。
◆映画イベントで製作者の思いや意図を知る!
留学中に翻訳・通訳以外で学びたかったのは、製作者の思いや意図でした。ロサンゼルス校の講師のご厚意でいくつかの映画イベントに参加し、数々の著名な監督やプロデューサーの話を聞く機会をいただき、その目標が達成されました。また、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を多数受賞したテレビ・シリーズのイベントでは、主演のみならず作品のエグゼクティブ・プロデューサーも務めるニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンなどからも話を聞くことができました。ニコールとは、Q&A後のレセプションが始まる前に話す機会もあり、私の感想を直接伝えることができました。作品を深く理解することで、モチベーションも上がるし、的確な言葉選びにも繋がるのでとても大切なことだと実感しました。
テレビ・ミニシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』の特別Q&Aイベントとパーティーでキャストのアレクサンダー・スカースガードと伊納華さん
◆アメリカのラジオ番組が聴けるアプリを活用!
留学中に身につけた英語力はできるだけキープしたいもの。帰国した今は、アプリでアメリカのラジオ番組を聴いています。英語力をキープするためだけではなく、リアルタイムでアメリカのニュースを知ることができるので便利です。
★アメリカのラジオ番組が聴けるアプリ「NPR One」
こちらから
留学中、新しいことにチャレンジし、新しい人たちとの出会いを経験し、苦手だったことを克服した伊納さん。9カ月の間で、アメリカと日本、それぞれの良さに気づくことができたのも大きな収穫だったそうです。そんな伊納さんは帰国直後に日英映像翻訳のトライアルを受け、見事合格を果たしました。OJTを終えたら、ロサンゼルス校での経験を活かして、英日、日英、バリアフリーの各分野で活躍してくれることでしょう!
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