ロサンゼルスに親子留学!
子供は現地校へ、母は翻訳学校へ入学
長年憧れだった映像翻訳を学ぶため、約3年間JVTAロサンゼルス校に留学した山西貴美子さん。自身の留学に加えて、2人の子供を帯同する親子留学を実現させた。山西さんはまず、JVTAとアルクで共同開発した映像翻訳Web講座で映像翻訳の学習を開始。その後、留学先のロサンゼルス校で通訳や映像翻訳などを学んだ。当時、小学生だった子供たちとのアメリカ生活や山西さん自身のJVTAでの学びについて話を聞いた。
●東京のインターナショナルスクールvsロサンゼルス留学(現地校)
山西さんは、関西で英語学校と留学斡旋会社を運営し、当時、2人の子供はインターナショナルスクールに通っていた。子供の教育と自身のキャリアについて試行錯誤していた時期に、まずは子供のことを優先し、東京にある質の高いインターナショナルスクールへの進学を検討する。しかし、そこで関西から東京への転居費用と教育費を考えた際、子供たちをアメリカの現地校に通わせるロサンゼルス留学の費用とあまり差がないことに気づいた。「真の英語力は現地での体験なしでは会得できません」と山西さんは断言する。子供たちに本場の英語環境を与えられると同時に、山西さん自身も長年興味があった映像翻訳の勉強ができる。この2つを実現できるのが、JVTAロサンゼルス校への留学だったのだ。
●親子留学は事前準備を徹底すること
留学準備には、約4カ月間かけた。ビザ申請においては懸念があったので、書類の準備は慎重に進めた。アメリカ大使館宛てのレター作成や面接練習などJVTAの学校スタッフのサポートのもと、漏れがないように一つひとつ丁寧に準備。同時に、現地の日本語情報サイトを利用して、生活情報を収集した。住居探しでは、現地にいる日本人の仲介人とコンタクトを取り、子供同伴でも安全な地域を選択。渡米当初は、アパートを借りていたが、その後、一軒家へと移り住んだ。「引っ越しが功を奏し、心優しい大家さんや近所の方々にもめぐり逢い、私たち親子を受け入れてくれる人がいる環境に身を置くことができました」と笑顔で語ってくれた。
●子供はロサンゼルスの現地校へ入学。学校選びのコツは?
アメリカでは住むエリアによって通学する学校が決まる「学区制度」がある。学区のランクは1から10まであり、高いと学びの環境も整っている。山西さんは、学校ランクが7以上を条件にしていた。住むエリアは、山西さんが通うJVTAロサンゼルス校にも通学圏内のレドンドビーチエリアを選択。学校ランクは7以上で、ご自身の希望にもマッチした環境だった。現地に到着してから小学校の校長先生にメールを出し、学校を訪問。必要書類を提出して、子供の転入も無事にクリアした。
●アメリカ生活で通訳・翻訳に必要な基礎的な語学力を磨く
ロサンゼルス校は、英日・日英の通訳、実務翻訳、映像翻訳を学べる全日制コースを提供している。留学生の年齢層は、20代後半~30代が主で、40代、50代の留学生もいる。山西さんのように家族帯同の留学生もいれば、ミッドキャリアの方や大学生など、バッググランドはさまざまだ。ロサンゼルス校では、通訳と翻訳に必要な基礎的な語学力を強化しながら、言葉のプロに必要なスキルを学ぶ。
山西さんは、通訳のためのコミュニケーションクラスで、日本人が苦手とする発音やイントネーションを徹底的に改善できたと話す。通訳者には、相手に伝わる英語と日本語のデリバリー能力が求められ、英語の正しい発音も重要な要素だ。さらに英語がメインの環境に身を置くことで、英語でアウトプットをする機会が増えたことも功を奏した。
●両立のコツは自分の学びの時間と子供との時間のメリハリ
留学中に自身の学びと子育てをどう両立したのか?山西さん自身は留学生としてクラスを受講したり、翻訳の課題に取り組んだり、学習時間を確保する必要がある。朝、子供を学校に送り届けてからが、自由が利く時間。子供たちをアフタースクールにも通わせていたので、そこでも自分の時間を確保することできる。それらの時間を活用し、翻訳クラスの課題や、通訳クラスの予習に取り組んだ。子供を学校からピックアップしてからは、彼らとの時間を優先した。週末はサッカーや水泳など子供の習い事で出会ったママ友やパパ友、現地の子供たちと過ごす機会もあり、プライベートも充実していた。「アメリカの子育てはパパの活躍がすごくて驚きました。自ら送り迎えしてくれたり、子供たちを旅行に誘ってくれたり、私にも気さくに声をかけてくれました」アメリカ式子育てを経験できたのは、現地生活ならではだ。
●留学したいが一歩踏み出せない方へ
山西さん自身、留学前は初めてのことに不安で眠れない日があった。「大きな決断をする時、不安はつきものです。マイナスなことで悩むのではなく、プラスのことを考えて行動に移すのがよいと思います」と話す。当時、息子さんは反抗期で、子育てで一番大変な時期をアメリカで過ごした。それでも、学校スタッフの励ましや、同じ志を持つクラスメイトとの友情、子供を通して出会った地域の人々に支えられたと話す。ここまで人脈を広げられたのは子供を通しての出会いも多かったからだという。まさに親子留学でしか得られない経験だろう。
※空いている時間にお子さんたちとファーマーズマーケットや近くのビーチに行くことも
帰国後、山西さん親子は、ロサンゼルスでの経験を活かしてまい進している。当時、アメリカ行きを嫌がっていた長男は、現在、ロサンゼルスにある大学への進学を検討しているそうだ。山西さんは、アメリカで培った語学力を武器に日本でキャリアを築いている。約3年間の留学が親子にとって人生の転機になった。これからも、留学経験を活かして、活躍してほしい。
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