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【2023】今年もJVTAは多くの映画祭をサポート

【2023】今年もJVTAは多くの映画祭をサポート

世界の傑作を集めた国際映画祭で欠かせないのが、字幕や吹き替えだ。コロナ禍で中止やオンライン配信を余儀なくされたが、配信とリアル会場でのハイブリッド開催など新たな形が生まれたほか、今年は会場でのリアル開催も多く行われた。JVTAは毎年、多くの映画祭を字幕や公式プログラムの翻訳などでサポート、JVTAで学んだ翻訳者が活躍している。今年も米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」や世界最大級の日本映画の祭典「ニッポン・コネクション」、さまざまなセクシュアル・マイノリティに関する作品を上映する「レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」、映画を通じて難民問題への関心を高める「難民映画祭」などに協力した。今年の映画祭サポートを振り返ってみよう。

◆恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」

  2023年2月3日(金)~2月19日(日)《15日間》月曜休館

  ※コミッション・プロジェクト展示(3F展示室)のみ3月26日(日)まで

  東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほか

恵比寿映像祭は、展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを複合的に行なってきた映像とアートの国際フェスティバル。2009年のスタートから、恵比寿の地で、年に1度行われており、JVTAも毎年、展示される映像作品の字幕をいくつか手がけてきた。今年も上海出身のアーティスト、ルー・ヤン氏の映像作品『DOKU the self』の字幕を担当した。

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公式サイト:https://www.yebizo.com/jp/

◆ニッポン・コネクション

2023年6月6日(火)~11日(日)

ドイツ・フランクフルト

ニチコネは、長編、短編、インディーズ作品など幅広いジャンルの日本映画が上映される世界最大級の日本映画祭で、今年もおよそ100本の日本映画がラインナップされた。JVTAは若手監督に実験的アプローチへの場を提供する「ニッポン・ヴィジョンズ」のアワード・スポンサーとして参加するほか、日英字幕翻訳の体験レッスンを開催するなど、様々な形で本映画祭に関わっている。また、海外の大学生が英語字幕を付けた作品を上映する「海外大学字幕プロジェクト(GUSP)」を2017年から実施している。

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公式サイト:https://nipponconnection.com/ja/start/

◆ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023

2023年6月6日(火)~6月26日(月)

オンライン会場:4月27日(木)~7月10日(月)

TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、 ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー、赤坂インターシティコンファレンス、オンライン会場ほか

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭。俳優の別所哲也さんがショートフィルムを新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいという強い想いを抱き、1999 年に創立した映画祭だ。2004 年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定。25年目という祝年を迎えた今年はテーマを「UNLOCK」とし、既存概念から「UNLOCK(解放)」 する映画祭体験を提供する。JVTAは毎年、上映作品の字幕制作でサポートを続けており、今年も約200本の作品の字幕制作を修了生が手掛けている。

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公式サイト:https://shortshorts.org/2023/

◆レインボー・リール東京

2023年7月15日(土)〜17日(月・祝) @スパイラルホール(スパイラル3F

2023年7月21日(金)〜23日(日) @ユーロライブ

セクシュアル・マイノリティをテーマとするさまざまな作品を上映する映画祭、「レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜」が7月15日(土)に開幕。スパイラルホール(青山)とユーロライブ(渋谷)の2会場で、計6日間にわたり、全11プログラム21作品が上映された。JVTAは毎年字幕翻訳でこの映画祭に協力し、今年も13本の字幕をJVTAで学んだ30名以上の映像翻訳者が手がけている。また、修了生の今井祥子さんがプログラマーとして10年以上にわたり運営と多くの話題作の字幕翻訳に携わっている。

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公式サイト:https://rainbowreeltokyo.com/2023web/

◆SKIPシティ国際Dシネマ映画祭

《スクリーン上映》2023年7月15日(土)~ 7月23日(日)

《オンライン配信》2023年7月22日(土)10:00 ~ 7月26日(水)23:00

会場:SKIP シティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール、多目的ホールほか(埼玉県川口市)

“若手映像クリエイターの登竜門”として知られるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。今年20周年を迎えるこの映画祭は、『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『さがす』の片山慎三監督などを輩出してきた。国内コンペティションでは、日本映画界の未来を担う若手映像クリエイターが果敢に表現の可能性に挑んだ、長編6作品、短編 8 作品がノミネート。JVTAは毎年、国内コンペティションの上映作品の英語字幕制作で協力している。今年もオープニング作品1本、国内コンペ長編4本、短編5本の字幕を修了生が手がけた。

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公式サイト:https://www.skipcity-dcf.jp/

◆Peter Barakan’s Music Film Festival 2023

2023年9月1日(金)~9月21日(木)

角川シネマ有楽町

ピーター・バラカン氏が選んだ音楽映画31作品が一挙上映。ビリー・ホリデイ、ザ・バンド、ジョン・レノン、ザ・ローリング・ストーンズ、ビー・ジーズなど、豪華なラインナップ。このうちの2作品の字幕をJVTAの修了生、野村佳子さんと岡崎はなさんが手がけた。

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公式サイト:https://pbmff.jp/

◆「短編映画上映会SIC@SIC2022」

2023年9月22日(金)

イタリア文化会館ホール

SIC(国際批評家週間)とは、ヴェネツィア国際映画祭の独立部門の一つで、長編映画未発表のイタリア人監督による短編映画7作品によるコンペティションだ。すべての作品が世界初上映される。今回のイベントでは、昨年のSIC@SIC2022に選出された7作品から4作品、さらにコンペ外の1作品が上映された。このうち、4作品の字幕をJVTAが担当している(1作品はセリフがない作品)。

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公式サイト:https://iictokyo.esteri.it/iic_tokyo/ja/gli_eventi/calendario/2023/09/proiezione-dei-corti-sic-sic.html

◆Japan Film Festival Los Angeles 2023

2023年9月1日~9月13日、9月17日

Japan House

今年同映画祭は9月1日~9月13日に長編・短編合わせて28作品を上映。そして現地時間9月17日、ハリウッドにあるJapan Houseでクロージング・イベントが開かれた。映画祭の各賞発表に加え、JVTAロサンゼルス法人15周年を記念して開催した「英語字幕翻訳コンテスト」の最優秀賞の受賞式も実施。ロサンゼルス校で映像翻訳ディレクターを務める鈴木絵莉香がプレゼンターとして登壇した。

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公式サイト:https://jffla.org/

◆第36回東京国際映画祭

2023年10月23日(月)~11月1日(水)[10日間]

シネスイッチ銀座、丸の内TOEI (中央区)、角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 日比谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、丸の内ピカデリー、ヒューリックホール東京、丸ビルホール、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、有楽町micro、東京宝塚劇場(千代田区)ほか、都内の各劇場及び施設・ホールを使用

東京国際映画祭(TIFF)は、1985年に日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生。才能溢れる新人監督から熟練の監督の作品まで、世界中から厳選された映画が集結し、毎年メディアでも大きく報道される人気のイベントだ。JVTAは今年も公式プログラムの英訳やデイリーペーパーの翻訳などを担当し、修了生が活躍するほか、プログラミンググループのスタッフとして、修了生の今井祥子さんが運営に携わっている。また、同映画祭と併催される、アジアを代表するマルチコンテンツマーケット「TIFFCOM」(10月25日~27日)関連の翻訳にもJVTAが携わっており、資料やプレスリリースなどの英訳を修了生が手がけている。

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公式サイト:https://2023.tiff-jp.net/ja/

第2回ペルー映画祭

新宿K‘s cinema 2023年10月21日(土)~11月3日(金)

横浜シネマリン 2023年11月25日(土)~12月8日(金)

京都シネマ 2023年12月8日(金)~12月21日(木)

前橋シネマハウス(予定)

ペルー映画祭は、ペルー独立から200周年にあたる2021年にスタート。ペルーというと、まず謎に包まれたナスカの地上絵や世界遺産の空中都市マチュピチュを連想するだろう。だが、それだけはないペルーの魅力を楽しめるのがこの映画祭だ。2回目となる今年は日本初公開となる9作品を含む全15作品を一挙上映している。同映画祭の上映作品『再会の肖像』の日本語字幕をJVTA修了生の杉山由香さんが手がけた。

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公式サイト:https://www.buenawayka.info/festival2

◆フィンランド映画祭

2023年11月11日(土)~11月17日(土)

ユーロスペース

15周年を迎える今年は、巨匠アキ・カウリスマキ監督の『枯れ葉』を含む最新の6作品が一挙上映。JVTAは今年も5作品の日本語字幕を担当、6人の翻訳者が手がけた。

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フィンランド映画祭は15周年  今年もJVTAが上映作品5作品の字幕を担当

公式サイト:https://twitter.com/FinlandFilmFes

ユーロスペース内の紹介ページ:http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000734

◆第18回難民映画祭

【オンライン開催】  2023年11月6日(月)~11月30日(木)

【劇場開催(東京)】 2023年11月6日(月)/11月23日(木・祝)/11月25日(土)

TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、カナダ大使館(オスカー・ピーターソン シアター)、シダックスカルチャーホール-

この映画祭は、世界で紛争や迫害によって家を追われた人々にフォーカスした作品を上映し、難民支援の理解を深めることを目的として、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所の主導で 2006年から開催(2017年からは国連UNHCR 協会が主催)。これまで260作品 を上映し、10 万人以上の人たちが参加してきた。JVTAは協賛企業であり、第3回目の2008年から字幕制作にボランティアで協力し、多くの受講生・修了生が翻訳者ならではのカタチでサポートを続けてきた。今年は日本初公開作品のうち、3作品の日本語字幕をJVTAの修了生23人がチームで担当、2作品はJVTAの指導により、明星大学と青山学院大学の学生が日本語字幕を手がけている。

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【第18回難民映画祭】翻訳者に聞く見どころ②『心の涙をことばにして ~今日を生きる子どもたち

【第18回難民映画祭】翻訳者に聞く見どころ③『私は歌う ~アフガン女性たちの闘い~』

11月23日(祝・木)、カナダ大使館の「オスカー・ピーターソン シアター」で難民映画祭の上映会に参加

11月6日、六本木ヒルズで第18回難民映画祭のオープニング上映とレセプションに参加

11月23日(祝・木)、カナダ大使館の「オスカー・ピーターソン シアター」で難民映画祭の上映会にスタッフと修了生が参加。

“世界で一番新しい国” 南スーダンの物語を伝える 2023年度 明星大学特別上映会

UNHCR親善大使 MIYAVIさんのモルドバ訪問動画を字幕でサポート

公式サイト:https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff

◆映文連 国際短編映像祭

2023年11月28日(火)

ユーロライブ

企業や団体のPR映像をテーマにした映像祭で、およそ1分から6分の短編約20本が一挙上映された。The WorldMediaFestivals(ドイツ)、 US International Film & Video Festival(アメリカ)、Cannes Corporate Media & TV Awards(フランス)、AutoVision Awards(ドイツ)といった世界を代表する企業映像祭において今年度受賞した作品がラインナップ。JVTAは17本の日本語字幕と公式サイトの作品紹介文の作成とその英訳を担当し、6人の翻訳者が手がけた。(一部字幕のない作品もあり)。

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公式サイト:https://www.jvta.net/tyo/icfs2023/

◆カンヌ監督週間 in Tokio

2023年12月8日(金)~12月21日(木)

ヒューマントラストシネマ渋谷

このイベントは、特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO[ヴィーポ])が主催となり、「カンヌ国際映画祭」の独立部門である「監督週間(Quinzaine des Cinéastes/ Directors’ Fortnight)」とのコラボレーションの一環として行われるもので、今回が日本初上陸となる。2023年のカンヌで上映された世界の長編・短編に加え、VIPOセレクトの日本映画など、全17作品が一挙上映される。JVTAはこのイベントに協力し、4作品の日本語字幕を5人の修了生が手がけた。

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カンヌ国際映画祭で注目の監督が自ら脚本・主演を務めた話題作の字幕を修了生が制作

公式サイト:https://www.cannes-df-in-tokio.com/

◆VDP2023入選作品上映会

2023年12月16日(土)

京都大学 東南アジア地域研究研究所

京都大学 東南アジア地域研究研究所で「VDP2023入選作品上映会」が開催。Visual Documentary Project(VDP)とは、東南アジアの若手映像作家が制作する短編ドキュメンタリーを募集し、上映するプロジェクトだ。11回目となる今年のテーマは「笑!」。マレーシア、インドネシア、ミャンマー、フィリピンなど東南アジアで作られたドキュメンタリー4作品が上映される。これらの日本語字幕を担当し、4人の翻訳者が手がけた。

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公式サイト:https://vdp.cseas.kyoto-u.ac.jp/theme/vdp2023/

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