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日本のコンテンツの海外展開を支援するVIPOの取り組みにJVTAも協力

<strong>日本のコンテンツの海外展開を支援するVIPOの取り組みにJVTAも協力</strong>

『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)や『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)、『スパイの妻』(黒沢清監督)、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)など、いま日本映画は世界でも高い人気を誇っている。日本のコンテンツを海外に展開するには、国際映画祭での上映や、世界の映画関係者に向けたマーケットでのセールスが不可欠だ。NPO法人映像産業振興機構(VIPO)はこうした日本のクリエイターや企業をサポート。映画、放送、アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、キャラクターなど日本のコンテンツを海外に展開することを目的に、「人材育成」と「海外展開・市場開拓」を柱に活動している。JVTAはVIPOが開催するセミナーで海外見本市で役に立つ英語でのセールスピッチトレーニングなどの講義を担当し、VIPOに協力してきた。これまで、アジア最大級のジャンル映画祭「プチョン国際ファンタスティック映画祭」や、米国サンディエゴにて開催される北米最大のキッズエンターテインメント産業見本市「Kidscreen Summit」などへの出展をサポートしている。

「NAFF It Project」受賞式の様子

そんななか今年7月、『第28回プチョン国際ファンタスティック映画祭』の映画マーケット『BIFAN+』から、嬉しいニュースが届いた。同マーケッットで行われた国際共同製作や資金調達を目的とするピッチングプログラム「NAFF It Project」において、東映株式会社の 髙橋直也プロデューサーと吉田大八監督による『BAIT』がTAICCA AWARD(台湾のコンテンツ産業のグローバル展開を促進する独立行政法人・TAICCAが提供する賞)を受賞。

『BAIT』がTAICCA AWARDを受賞

さらにFelis Pictures Ltd.の藤田可南子プロデューサーと村上リ子監督による『Push-button Syndrome(押しボタン症候群)』にはBIFAN 2024 Asian Discovery Award(アジアのジャンルシネマ界のニューカマーに贈られる賞)が授与された。

『Push-button Syndrome(押しボタン症候群)』がAsian Discovery Awardを受賞

「NAFF It Project」では今年、日本、韓国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、バングラディッシュ、ネパール、などアジア各国をはじめアメリカやカナダ、オランダ、ベルギー、イタリアから合作含む17カ国23組のピッチングが行われ、日本からは3組が参加。VIPOではこのプログラムに参加する国内の企画を募り、現地でピッチングを行うためのトレーニングを実施し、JVTAもこれに協力した。現地では、3日間にわたって映画の監督とプロデューサーによって、世界から集まった出資者や配給会社、プロデューサーなどを相手にピッチングが行われたという。受賞にあたり、東映の髙橋直也プロデューサーは、「今回、日本に対してアニメだけでなく、実写映画の海外進出を期待している国が予想以上に多かったことに驚きました。」と公式にコメントしている。東映では、中長期のビジョンとして、実写・アニメ映像事業を強化・拡大し、グローバル展開の加速を掲げており、今後も日本の実写映画の海外への発信が増えていくことが予想される。

JVTAでは2010年に日英映像翻訳のコースを開講、映画やドラマをはじめ、さまざまなジャンルの日本のコンテンツの海外発信を支える翻訳者を数多く育成してきた。現在は英語字幕や吹き替えだけでなく、海外とのメールのやりとりや出品手続き、海外マーケットでの交渉など幅広いニーズに対応している。10年以上にわたる経験を活かしてJVTAは今後もVIPOの取り組みに協力し、日本のクリエイターの海外展開をあらゆる側面からサポートしていく。

「NAFF It Project」で受賞された関係者の皆さま、おめでとうございます。

◆NPO法人映像産業振興機構(VIPO)公式サイト

https://www.vipo.or.jp/

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https://jvta-group.com/

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