世界に「ニッポン」を売り込む
いよいよフランクフルトへ
日本の映画やアニメーションが上映されるのは、日本だけではありません。ドイツのフランクフルトで毎年開催されている『ニッポン・コネクション』では、短編・長編合わせて100本を越える日本映画が上映されます。でも、言葉が通じないのに一体どうしてそんなに人気があるのでしょうか。
実は、全ての上映作品には英語の字幕が付いているのです。日本映像翻訳アカデミーは、まずプロダクションから素材映像を受け取り、字幕をつける準備や、映像翻訳者さんの手配をし、映画祭ディレクターとの綿密な打ち合わせを重ねます。
ニッポン・コネクションとは?
ドイツ・フランクフルトで開かれる日本映画をテーマにした映画祭。世界最大規模の日本映画祭として知られ、2万人近い観客でにぎわう。会場では『そして父になる』、『白ゆき姫殺人事件』、『許されざる者』などのメジャー作品から、アニメーション、過去の名作までおよそ150本もの日本映画が上映され、現地の観客やバイヤーだけでなく、日本からも多くの映画関係者が訪れる。さらに、剣道やお菓子作りなどの体験や日本映画を深く知るワークショップや講演も開かれるなど、さながら“ニッポンカルチャーの見本市“といった映画祭となっている。今年は5月27日~6月1日開催。
公式サイト:ニッポン・コネクション▶http://www.nipponconnection.com/
JVTAのかかわり
ニッポン・コネクションの意義・文化的貢献に賛同するJVTAでは、毎年さまざまな形でニッポン・コネクションに携わっている。6年目を迎える今年は、「日英字幕ワークショップ」「JVTA特別講義」「JVTA特別上映プログラム」を担当。MTCディレクターの石井清猛と浅川奈美、東京校の日英映像翻訳講座で講師を務めるデビット・ニストさんの3名が現地へ赴く。
「日英字幕ワークショップ」では、当校の日英映像翻訳科で講師を勤めるデビット・ニスト氏がレクチャーを担当。プロに字幕作りを学べるとあって毎年好評を博しているワークショップで、現地在住のドイツ人を中心に、例年50~60人が詰めかける。
日本映画をより深く知るためのレクチャー「JVTA特別講義」では、同じくデビット・ニスト氏が教壇に立つ。今年のテーマは「日本映画のストーリーストラクチャー」。『リング』などのオリジナルの日本映画とリメイク版の映画を比べながら、日本映画の普遍性と独自性を読み解いていく。
そして「JVTA特別上映プログラム」では、大島渚監督の『忍者武芸帖』の特別上映を行う。“ニンジャ”の真の姿を描いた意欲作として知られるこの作品が、東京校の課外講座「日英字幕Proゼミ」の参加者による英語字幕つきで上映される。
そのほか、映画祭事務局の日本窓口として上映作品の素材管理なども手がけている。
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