東京国際映画祭 バリアフリー上映会で最新式メガネ型端末を体験してきました!
先日、開催された『東京国際映画祭2018』で、さまざまな作品が上映される中、JVTAスタッフが「バリアフリー上映会」に行ってきました。映像のバリアフリー化という新たな世界の様子をお伝えします。
※会場の様子
※メガネ型端末が展示されていました
今回、上映されたのは『空飛ぶタイヤ』。池井戸潤さん原作、長瀬智也さん主演の話題作です。この作品をどのようにバリアフリー化していたかというと…
①日本語字幕付き(クローズド・キャプション)
②アプリUD Castによる音声ガイド対応付き(視覚障害者向けの副音声)
③音声が聞き取りやすいスピーカー「ミライスピーカー」使用
④メガネ型端末による英語字幕付き
バリアフリー対応フル稼働でした!
この中でも、普段なかなか利用できない「メガネ型端末」による字幕を体験しました。
※両眼式 EPSONのMOVERIOという端末です
※これで作品の音声を認識します
メガネをかけて、スクリーンを見ると… 字幕が浮かんで見えます!
視線を動かせば、字幕の位置も自由自在に動くので、自分の好きな場所に字幕を映し出すことができます。
話題作を最先端バリアフリー技術とともに、大いに楽しむことができました!
また、上映後はいろいろなメガネ端末を体験してみました。
※片眼式 EyeTrek INSIGHT(OLYMPUS)
※片眼式 PicoLinker(WESTUNITIS)
※片眼式 ウェアラブルグラス(YAMAMOTO)
どの企業も「少しでも快適に楽しめるように」という想いで端末を作っていました。字幕や音声ガイドを作る立場の私たちと、それらを提供する端末を作る立場の方々、制作の根っこにある想いは同じなのだと、身の引き締まる思いでした。
バリアフリー対応は障害がある方のためのものと考えられがちですが、すべての人が異なる世界を共有し、楽しむためのツールでもあると、私たちは考えています。ご興味のある方はぜひ体験してみてください!
<字幕メガネを体験できる劇場(2018年11月14日時点)>
①新宿ピカデリー
(https://www.smt-cinema.com/sp/site/shinjuku/news/detail/010351.html)
②川崎チネチッタ
(http://cinecitta.co.jp/news/detail/760.html)
③大阪ステーションシティシネマ
(http://www.osakastationcitycinema.com/sp/site/oscc/news/detail/s_post_176.html)
◆MASC×JVTA バリアフリー視聴用 音声ガイド&字幕ライター養成講座
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