【SSFF&ASIA2023】『妻の電池切れ』の多言語字幕とバリアフリー字幕、音声ガイドをJVTAが制作
「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)は、アジア最大級の国際短編映画祭。JVTAは毎年字幕制作でサポートしており、今年も約200 本の作品の字幕制作を修了生が手がけている。同映画祭で近年新たに取り組んでいるのが、バリアフリーと多言語字幕の配信だ。今年は『妻の電池切れ』(八幡貴美監督)がバリアフリー対応と多言語の字幕付きでYouTube配信されている。JVTAは昨年の『サムライソードフィッシュ』(洞内広樹監督)につづき、今年も13の言語の字幕と、バリアフリー字幕、音声ガイドの制作を担当した。
【JVTAが字幕を手がけた言語】
日本語(バリアフリー字幕)、アラビア、イタリア語、インドネシア語、スペイン語、タイ語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、英語、韓国語、中国語(「簡体字」)、中国語(「繁体字」)
バリアフリー字幕とは、聞こえづらい人のためにセリフだけでなく、話者名や音の情報を加えた日本語の字幕だ。一方、音声ガイドは、見えづらい人のために画面に映っている場所の情景や人物の動き、表情などを音声で解説するナレーションで、いわゆる美術館などで聞く音声ガイドとは異なる。
『妻の電池切れ』は、東京都が推進するサステナブル・リカバリーについて映像やドラマで表現する作品。東京を舞台に、すれ違う夫婦の心の動きと葛藤が描かれている。
東京に住む夫婦のハナとユウスケは3年前のある出来事をきっかけに互いの気持ちに距離を感じ、一人一人で過ごす事が多くなっていた。二人はその距離を埋められず、離婚届を前にして気持ちを決めきれないままカラオケに来ていた。ハナが半ばやけくそに歌う中、電気の供給が逼迫した東京は停電してしまう。と、同時にハナは倒れてしまうのだった。
※公式サイトより
JVTAは2011年からバリアフリー講座を開講。多くの修了生が映画やテレビ、舞台、自治体のPRなど様々な分野のバリアフリー化をサポートしてきた。コロナ禍が落ち着いてきた今年、SSFF&ASIAでは、二子玉川ライズ スタジオ&ホールで「ショートフィルム バリアフリー上映会~ Cinema is Inclusive ~」が行われ、『妻の電池切れ』と『サムライソードフィッシュ』のバリアフリー対応で上映会されるなど、一つのジャンルとして定着しつつある。今後もより多くの人がショートムービーの魅力に触れられるよう、JVTAも協力していきたい。
『妻の電池切れ』は同映画祭の公式YouTubeチャンネルでも配信中。約20分なので、さまざまなツールで比べながら楽しめるのも短編ならでの魅力といえる。まだ、バリアフリー字幕や音声ガイドに触れたことがない人はぜひ、ご自身で体感してほしい。
◆ショートフィルム バリアフリー上映会~ Cinema is Inclusive ~
2023年6月17日(土)11:10-13:10
二子玉川ライズ スタジオ&ホール
ゲスト:八幡貴美監督(『妻の電池切れ』)、洞内広樹監督(『サムライソードフィッシュ』)
※トークもバリアフリー対応(手話通訳及び要約筆記)を実施
無料
公式サイト:https://shortshorts.org/2023/event/barrier-free/
◆Short Shorts Film Festival & Asia channel 公式YouTubeチャンネルでも公開中!
・『妻の電池切れ』本編 (字幕)はこちら
※右下の字幕欄で多言語字幕、バリアフリー字幕などを選択できる
・『妻の電池切れ』本編(音声ガイド版)はこちら
・『サムライソードフィッシュ』本編 (字幕)はこちら
※右下の字幕欄で多言語字幕、バリアフリー字幕などを選択できる
・『サムライソードフィッシュ』 (音声ガイド版)はこちら
◆ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 公式サイト
https://shortshorts.org/2023/
◆バリアフリー講座の詳細はこちら
https://www.jvtacademy.com/chair/lesson3.php
◆無料説明会の詳細とお申し込みはこちら