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SSFF&ASIA 2024開催!JVTAは今年も字幕翻訳で映画祭をサポート

SSFF&ASIA 2024開催!JVTAは今年も字幕翻訳で映画祭をサポート

6月4日(火)より、世界最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024 (SSFF & ASIA 2024)」が開催される。都内複数の会場で上映会を行うほか、4月25日(木)からはオンライン会場で一部プログラムが先行配信となる。第26回目の開催となる今年のテーマは、『IlluminateYourLife~いのち照らせセカイ照らせ』。「いのち」や「人生」、「生活」と、それを取り巻く「セカイ」を照らし出す各作品を発信し、作品を通じて観る人自身の生活や人生にもライトをあて、共感や発見、感動が生まれる場、そして世界へと目を向けるきっかけを作りたいという思いが込められている。

今年の映画祭では世界114の国と地域から4936本の作品が集まり、厳選された約270作品が上映される。注目はジョン・レノンが登場する『Now and Then: The Last Beatles Song』やベン・ウィショー主演『自慢の息子』などの日本プレミア上映。また、千葉雄大さん、仲里依紗さん、福士蒼汰さん、森崎ウィンさんが監督に挑戦したショートフィルム作品がライブアクション部門のジャパンカテゴリーにノミネートされている。ライブアクション部門は米アカデミー賞にもつながる部門であり、賞レースの行方にも注目だ。

『Now and Then: The Last Beatles Song』(SSFF&ASIA 2024 プレスリリースより)


『自慢の息子』(SSFF&ASIA 2024 プレスリリースより)


JVTAでは十数年に渡り、本映画祭を字幕翻訳でサポートしている。今年も上映作品のほとんどについて、100名以上のJVTAの翻訳者が字幕翻訳を担当した。

SSFF & ASIAは「ショートフィルムの祭典」というだけあって、数ある映画祭の中でも特に上映作品が多い映画祭だ。JVTAがこの本数の字幕制作に対応できる理由の一つとして、「スクールで育成したプロの映像翻訳者に翻訳を依頼する」というルートが確立されていることがある。JVTAは映像翻訳スクールを運営し、英日・日英の映像翻訳者を育成。受発注部門の映像翻訳ディレクターやプロの映像翻訳者が講師を務め、実務を想定した講義を行っている。コース修了後にはプロの映像翻訳者として活動できるかを判定するトライアル試験も実施。スクールでプロの映像翻訳者になるためのスキルや心構えを学んだ翻訳者を育成し、確実に実力を身につけた人に翻訳を依頼するというルートが出来上がっている。

「英日映像翻訳は25年以上、日英映像翻訳は15年以上にわたり、翻訳者の育成をしています。その中でプロにとして羽ばたいた映像翻訳者は1000名を越えます。それだけの翻訳者ネットワークがあるからこそ、短い期間で多くの上映作品に対する字幕制作を請け負うことができます」と、映像翻訳講師も務める受発注部門ディレクター・藤田庸司は語る。

SSFF & ASIAは世界中から上映作品が集められる。アメリカ、日本、中国、フランス、イギリスからの応募はもちろん、今年はモーリターニア、ウガンダ、セネガル、ルワンダ、コソボなど珍しい国からの応募もあったそうだ。制作国も様々なら、言語も様々。他言語翻訳の場合は基本的には英語のスクリプトがついており、それを基に日本語字幕を制作する。しかし時には、元の言語を把握できる翻訳者が求められるケースもある。

「SSFF & ASIAでは英語以外の言語の作品でも、基本的に英語スクリプトがあるので、英→日翻訳者でも他言語作品を担当できます。ただ、中には、原語から英語に訳した段階で情報やニュアンスが欠落していたり、過度の意訳により、原文よりも意味が離れてしまっているということもあります。そのような場合、オリジナルの音を聞き取って理解できれば、より元のニュアンスに近づけることができます。JVTAのスクールでは日英・英日のみを教えていますが、実は修了生には他言語ができる人が多数おり、日英・英日の映像翻訳コースで培ったスキルを、別の言語に置き換えて多言語翻訳者として活躍しています。JVTAではこうした翻訳者のバックグラウンドや得意分野を把握しており、SSFF & ASIAでも多言語の知識が必要になった際には、該当の言語に通じている翻訳者を修了生の中から探し相談しています。」(藤田)

SSFF & ASIAに限らず、インターネット上で配信されるストリーミング動画でも多言語作品の需要は高まっている。特に日本で人気の韓国コンテンツでは「韓国語から直接日本語にしてほしい」というケースが増加。今回のSSFF & ASIAでも韓国語作品は韓国語ができる映像翻訳者に依頼した。

SSFF & ASIAの上映作品は、ショートフィルムだからこそ「今」を映し出し、作り手の想いが率直に表現されている。戦争や災害、移⺠、ジェンダーなど、作り手が⽬の当たりにしている世界の「今」が集結しており、普段の生活ではなかなか手が届かない世界中の出来事に触れることができる。ぜひこの機会に、ショートフィルムを通じて世界中を旅してもらいたい。

SSFF & ASIA 2024の会場上映は6月4日(火)~17日(月)まで。オンライン上映は4月25日(木)~6月30日(日)で開催される。詳細は公式サイトでぜひチェックを。

■ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024 公式サイトは▶こちら

■オンライン会場は▶こちら
配信期間:2024年4月25日(木)~6月30日(日)


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