2023年2月6日(月)『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』新訳版の翻訳者による特別講演を開催
【日本映像翻訳アカデミー(JVTA)開校25周年記念 特別講演】
2023年2月6日(月)19時~20時30分 リモート開催/参加無料
=翻訳家・児童文学作家、JVTA修了生の小松原宏子さんに聞く=
世界的名作を翻訳する。
『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』新訳版に込めた、7つの仕掛け
~映像翻訳の学びから得た、ことばを紡ぎ、物語を編む力~
【講演内容】
2022年夏に静山社から刊行され、出版業界の枠を超えて大きな話題を呼んだ<新訳版『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』>。本講演では新訳を手掛けた翻訳家・児童文学作家でありJVTA修了生でもある小松原宏子さんをお招きし、作品の魅力や新訳に込めた想い、映像翻訳との意外な関係性などについて語っていただきます。
ルイス・キャロル作『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』は “100年後も読み継がれる名作”と称され、170以上の言語で翻訳されているイギリス文学の最高峰。今回は「ハリー・ポッター」映画シリーズのグラフィックデザインで知られるデザインスタジオ・ミナリマのビジュアルと小松原さんの「大胆で親しみやすくポップな日本語訳」(静山社公式HPより)が織りなす”古典と新たな表現の融合“が注目を集めています。翻訳の大役を担った理由について、「JVTAでの映像翻訳の学びで培ったスキルのおかげ」と話す小松原さん。映像翻訳との出会いから翻訳家・作家としてのキャリアを築いた道のりに加え、アリスならではの言葉遊びと唯一無二の世界観を訳出する技能や創造力について、さらには書籍編集者とのやりとりなど創作の裏話をたっぷりお伺いします。
【こんな方におすすめします!】
・翻訳に興味がある方
・翻訳者(映像・出版・産業)、翻訳業界の方
・語学力を生かせる仕事に就きたい方
・英語が好きな方
・日本語ライティング力を磨きたい方
・児童文学、英国文学に興味がある方
・不思議の国のアリス&鏡の国のアリスのファン
【登壇者プロフィール】
小松原宏子氏
翻訳家、児童文学作家。2002年、JVTA東京校「英日映像翻訳科」修了。自宅にて家庭文庫「ロールパン文庫」の主宰。著書「ぼくの朝」で第13回小川未明賞優秀賞を受賞。現在は、児童文学作家や翻訳者として活躍しながら、大妻中学高等学校や多摩大学で講師も務める。訳書では「ひかりではっけん!シリーズ」(くもん出版)、「スヌーピーと、いつもいっしょに」(学研プラス※現Gakken)、「あしながおじさん」(学研教育出版※現Gakken)、「若草物語」(学研教育出版※現Gakken)、「ウェディング・ウェブ~サムがつむいだ夢~」(くもん出版)などを手掛ける。著書として、「ホテルやまのなか小学校」(PHP研究所)、「名作転生」(学研プラス※現Gakken)、「いい夢ひとつみぃつけた」(くもん出版)などを出版。近著には「ベッドタイム・ストーリー」(いのちのことば社)、「給食委員はアイドル」(静山社)、「キューティー・キューピー・キューピッド」(静山社)がある。
【進行役】
藤田 奈緒 JVTA執行役員 翻訳事業推進部リーダー
会社勤めをしながら映像翻訳者としてキャリアをスタートしたのち、JVTAの映像翻訳ディレクターとして、テレビ放送・動画配信サイト用の映画、ドラマ、リアリティ番組、ドキュメンタリー番組など幅広いジャンルのディレクションを手がける。映像翻訳本科や各イベントでも講師を務めている。
■本講演に寄せて 日本映像翻訳アカデミーグループ代表/新楽直樹
当校出身の小松原宏子さんが、あのアリスの新訳を手掛けると聞いた時は胸が躍りました。児童文学作家・出版翻訳家として活躍する小松原さんが常に「今の仕事の根底にはJVTAで映像翻訳を学んだことがある」とおっしゃっていることを、たいへん誇りに思っています。今回の新訳は静山社が正式に「大胆で親しみやすくポップな日本語」と称するクオリティ。その評価は小松原さんのお人柄そのものだなと感じつつ、本講演では「翻訳の世界を探究し続ける楽しさ、喜び」を多くの皆さんに伝えてくれるものと期待しています。
2023年2月6日(月)19:00~20:30 ※日本時間
- 料金:無料(※録画対応はおこなっておりません。)
- 参加方法:オンライン(ZoomまたはJVTA独自のLMS「JVTA Online」)
- 定員:なし
- 対象者:どなたでも受講可
- 申込の流れ
- ※以下の申し込みフォームからお申込みください。
- ※※その他のお問い合わせはこちらのアドレスにてメールで受け付けております。
seminar(at)jvta.net
※(at)は@に置き換えてください。
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