クローズドキャプション(CC)って何? テレビでも見られる?! 便利な活用法も紹介します
皆さんは、クローズドキャプション(CC)を利用していますか? 表示・非表示を切り替えることができる字幕のことです。主に音声が聞こえない、聞こえにくい人のためのツールで、洋画の日本語字幕とは違い、日本語の作品のセリフを日本語字幕で表示します。さらに、話者名や音情報が表示されるのが特徴です。
テレビ番組の冒頭で画面の右上に「字幕」という表記が出る番組は字幕付きで見ることができます。リモコンで字幕ボタンを「入」に切り替えると字幕が表示されます。地上波で放送されているドラマや映画には、ほとんどの番組にクローズドキャプションが付いています。また、ニュースやスポーツなどの生放送の場合はリアルタイム字幕という、映像と少しズレて表示される字幕がついています。
★クローズドキャプション(CC)は動画配信サイトでも見られる
クローズドキャプションは、動画配信サービスでも利用することができます。例えばNetflixでも映画やドラマ、バラエティなどさまざまなジャンルの日本語作品を字幕付きで見ることができます。日本の作品を見る時も字幕は「オフ」ではなく、「日本語【CC】」を選んでみてください。医療系や裁判もの、刑事ものなど専門的な分野は、字幕付きで見るとより理解が深まるのでおすすめです。翻訳の字幕とは少し違いますが、字面の見え方などは翻訳者にも参考になるポイントが多いはず。皆さんもぜひ、利用してみてください。
※Netflixの場合 画面右下の字幕表示選択で日本語【CC】をクリック
Netflix クローズドキャプション(CC)つきで見られるおすすめ作品
◆ドラマ
『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズ
『ウルトラマンタイガ』
◆アニメ
『イナズマイレブン』
『ジョジョの奇妙な冒険』
『HERO MASK』
◆映画
『去年の冬、きみと別れ』
『ママレード・ボーイ』
『銀魂2 掟は破るためにある』
◆バラエティ
『水曜どうでしょう』
★クローズドキャプション(CC)はこんなに便利!
ちなみに、クローズドキャプションは洋画でも付いている作品があります。テレビの吹き替え放送でオリジナルの音声を聴きたい時におすすめです。音声を「副音声」でオリジナルに切り替えて、字幕を「入」にすれば、翻訳字幕の代用として利用することができます。
※新聞の番組欄には(字)で表記されています。
また、夜中にテレビを観る際、大きな音を出せない時や高齢のご家族と一緒にテレビを見る時にも便利です。賑やかな飲食店の店内にあるテレビでも字幕を見たことがあると思います。また、静かな病院などの待合室や電車の社内、スポーツジムなど身近なところでも意外と利用されているので、皆さんもぜひ、チェックしてみてください。
MASC×JVTA バリアフリー講座 字幕ライター養成講座 音声ガイドディスクライバー養成講座
JVTAのバリアフリー講座ではこうした字幕を作るスキルを学べます。ご興味のある方は、まず無料説明会にご参加ください。
講座の概要はこちら
無料説明会の詳細とお申込みはこちら
【バリアフリー】JVTAではさまざまな取り組みや修了生の活躍の場を取材しています。
https://www.jvta.net/tyo/barrierfree-article/