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【修了生・小畑愛沙子さん 】「English Clockで学び、翻訳への取り組み方が変わりました」

【修了生・小畑愛沙子さん 】「English Clockで学び、翻訳への取り組み方が変わりました」

修了生の小畑愛沙子さんは、映像翻訳Web講座・プロフェッショナルコースを修了後、English Clockの英語総合トレーニングIIを受講。4カ月の講義を終えて、翻訳作業の取り組み方に大きな変化があったといいます。English Clockで具体的に何を学んだのか、お話を聞きました。

 ◆English Clockの講義で特に良かった学習法はありますか?
1つの素材を「全訳」と「字幕(またはVO)作成」の2段階に分けて行うことです。まず全訳で原文を正しく解釈をすることをじっくりできたのが良かったですね。原文をすべて理解してから字幕を作ることで、映像に合わせることや情報の取捨選択に集中することができました。

 
◆講師の説明は分かりやすかったですか? 今後の学習のヒントになったと思われることがあれば教えてください。
適宜ホワイトボードを使いながら、わかりやすくご説明いただきました。前の字幕を無理なく引き継いで次の物語を展開させることができているか(理由、具体例など)ということを意識することで、前後のスムーズなつながりや論理展開を考えられるようになりました。

 
◆翻訳に取り組む際、受講前よりも意識的に取り組むようになったことはありますか?
「それはつまりどういうことか?」を常に考えるようになりました。
受講当初は「原文にそう書かれてあるから」という理由で、多少腑に落ちない部分があってもそのまま訳出した結果、直訳調になったり、理屈が通らなくなったりしていたと思います。ただ、授業の中で山根講師が「これはどういうことですか?」と度々尋ねてこられる中で、原稿を作った自分自身があやふやな理解ではいけない、と気づき、自分の頭の中にその状況を鮮明に描けるか、ということを念頭に置いて訳文を作るようになりました。その結果、機械的な翻訳や明らかな論理破綻は避けられるようになってきたと思います。

 
◆受講前と比べて何が変わりましたか?
主に2点あります。
1点目は段落の働きを考える癖がつきました。ECでは戦争、歴史、IT等、重厚感たっぷりの映像に取り組みます。受講していくうちに、重みのある素材だからこそしっかり文章や段落の役割を考えないと解釈違いや誤訳が浮き彫りになることが分かり、文章や段落ごとの意味合いを考える良い訓練になりました。

 
2点目は根拠を持って訳語を選ぶようになりました。単語に訳語を当てはめる際、これまでは何となくこれかな? と思って当てはめていたのですが、今は前後の文章や段落の終わりに書かれている内容に基づいて訳出しようと思うようになりました。

 
◆クラスの雰囲気はいかがでしたか?
私はこれまで自分の作った訳文に対して、何となくイマイチだと感じながらも、どう改善すれば良いのか分からないままでいました。山根講師はそういった訳文に対し、きちんと言語化して説明してくださったのでストンと納得することができました。これまでトライアルでも「日本語表現力が足りない」「ワードチョイスが良くない」と指摘をいただいてもどこをどうしたら良いのか分からなかった部分にも、「主述の関係がねじれている」「発言者の立場としてふさわしくない」など具体的な理由を教えていただきました。

 
また、一緒に受講していた皆さんがそれぞれ違った強みをお持ちだったのも勉強になりました。堅い素材に合うような言葉選びがお上手だったり、翻訳者が前に出過ぎないような原文に素直な訳文を作られていたり、英文のニュアンスを汲み取って自然な日本語に置き換えるのがとてもお上手だったりとそれぞれに得意なところがあったので、クラスメートの原稿からも沢山学ぶことができました。

 
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