【開催レポート】映画字幕は“消える字幕”! 石井講師が大好きな映画作品を紹介しながら字幕翻訳を解説
8月21日(金)、日本映像翻訳アカデミー(JVTA)でこの夏開催のリモートイベント「サマスク2020」のオンラインライブ「白熱!映像翻訳 ~イケてる? イケてない? 字幕解体ショー!Part 2~」が開催されました。
このイベントは、本科講師・石井清猛が“字幕解体屋”として、数々の映画作品の「見ていてちょっとモヤモヤする字幕」を徹底解析し、ちょっとスッキリ(するかもしれない)代案を紹介するトークショーです。
石井講師はイベント冒頭、映画字幕翻訳家・映画評論家の清水俊二氏の言葉を紹介。
その上で、「映画字幕は消える翻訳である」という考えを紹介し、シーンが変わるごとに見えなくなる字幕翻訳の特徴や、字幕を作る上で押さえるべきポイントを解説しました。
その後、石井が「大ファンでもある」と語る新旧の映画6作品を紹介し、シーンをピックアップ。その場面で作品が伝えようとしているメッセージを分析しながら、字幕翻訳の原則やテクニックとともに代案を紹介します。字幕翻訳に大切なのは、訳文が論理的に、視聴者に伝わりやすくなっているかどうか。そのためには字幕が映像にのる区切り位置なども気をつける必要があります。代案の字幕を見て、多くの参加者らがうなずきながら解説に耳を傾けました。
最後には参加者らもチャット機能を使って、代案の字幕を書いてみるワークショップで大盛り上がり! その後、石井から「映像翻訳者はいつでも、どこでも働ける仕事。もっと学んでみたくなったらぜひ本科の門戸を叩いてみてください」とエールがあり、イベントは幕を閉じました。
☆映像翻訳について知りたい!(未経験者歓迎)※無料
◆9月27日(日)9:30~13:20 ※日本時間
※詳細・お申し込みは▶こちら