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【修了生に聞きました】クラスメートの数だけ訳例がある

【修了生に聞きました】クラスメートの数だけ訳例がある

「字幕翻訳者になりたい」「映画の吹き替え版制作に関わりたい」…。映像翻訳の世界に興味を持った時、選択肢となる学習方法は様々だ。


JVTAの修了生は、なぜJVTAで学ぶことに決めたのか?実際に学んでみてどうだったか?映像翻訳者として字幕翻訳や吹き替え翻訳の世界で活躍するJVTA修了生に、生の声を聞いた。


回答者:野坂 知世さん

英日映像翻訳実践コースを2020年3月修了。現在は、医療機器メーカーの品質保証部門に勤務しながら、フリーランスの映像翻訳者として活躍している。

映像翻訳の学習はとにかく「楽しかった」

映像翻訳の学習は、何もかも初めての状態からのスタートでしたのでとても新鮮でした。字幕のルールにはじまり翻訳の基礎や作品解釈等、身につけるべきことがたくさんありましたが、翻訳者としての一歩を踏み出した実感がありワクワクしました。JVTAの授業では毎回、クラス全員分の課題原稿が配布されます。クラスメートの訳文に触れたりディスカッションをしたりすることで、自分にはなかった視点からの気づきもたくさん得られ、とても刺激になりました。受講中は授業が毎回楽しみで、総じて「楽しかった」という思いが1番大きいです。


クラスメートとの勉強会+日本語力強化でトライアル合格へ

コース修了後は、トライアルの結果が返却される度に、クラスメートの皆さんと勉強会をしていました。コースを修了すると、他の方の訳文に触れたり話し合ったりする機会がなくなってしまいます。ですが、引き続きクラスメートの皆さんと一緒に勉強できたことで客観的な視点を持って自分の訳を見直すことができたように思います。そして何よりモチベーションを保つ上でとても励みになりました。

また、映像翻訳のコース修了後にJVTAの「日本語表現力強化コース」を受講しました。JVTAではトライアル受験後に「評価表」をもらいますが、私は日本語表現力の評価点にバラつきがあり、安定させたいと思ったからです。「日本語表現力強化コース」を通して、プロとして自分の日本語に責任を持つことの重要性を痛感しました。「なぜこの言葉を選んだのか?」という明確な根拠を持つことの大切さを学び、伝えるべき情報を正しくわかりやすく伝えるために、常に意識して言葉を選択する姿勢が身につきました。受講中に平行して受けていたトライアルで合格することができたので、私にとって本当に必要な経験であったと思っています。


最近の主な担当ジャンルや作品

とてもありがたいことに、映画やドラマ、企業様向けの社内研修映像等、デビューしてから様々な作品を担当させていただいています。ジャンルも、ラブストーリーやサスペンス、アクション映画から、ドキュメンタリーやリアリティー番組まで幅広く経験を積んでいる最中です。どの作品も大切な経験なのですが、デビュー直後に手がけた映画作品は特に印象に残っています。「第29回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」の上映作品で、初めて映画館のスクリーンに映る自分の字幕を見た時の感動は忘れられません。現在、Netflixやディズニープラスで配信されている作品も手掛けています。


字幕であれ吹き替えであれ、映像翻訳に「唯一の正解」と言える訳はない。翻訳者が10人いれば、10通りの翻訳が存在するのだ。毎回の授業でクラスメートの訳例を見ることは、自分の翻訳のバリエーションを増やすために非常に効果的である。また、学習のモチベーションを保つためにも仲間の存在は重要だ。これからJVTAで映像翻訳を学ぼうという人は、野坂さんのようにクラス制のメリットを最大限活用して進んでほしい。


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