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【修了生に聞きました】日本語表現力、作品解釈力…様々なスキルが求められる映像翻訳

【修了生に聞きました】日本語表現力、作品解釈力…様々なスキルが求められる映像翻訳

「字幕翻訳者になりたい」「映画の吹き替え版制作に関わりたい」…。映像翻訳の世界に興味を持った時、選択肢となる学習方法は様々だ。
JVTAの修了生は、なぜJVTAで学ぶことに決めたのか?実際に学んでみてどうだったか?映像翻訳者として字幕翻訳や吹き替え翻訳の世界で活躍するJVTA修了生に、生の声を聞いた。


回答者:山田由依さん
英日映像翻訳実践コースを2021年修了。これまで配信のドラマシリーズやドキュメンタリー、リアリティ番組、各種映画祭での上映作品などの英日映像翻訳を手掛けている。


翻訳スキルだけでなく、作品解釈力や日本語表現力までを学ぶことができた
JVTAでは翻訳スキルを学ぶ授業だけでなく、日本語表現力や作品構成の理解や解釈力にフォーカスした授業を通して、翻訳の本質の部分を徐々に理解することができ、日本語の奥深さを学ぶこともできました。実際に翻訳の仕事をしていると、翻訳は英語力だけでなく、日本語力が大切だと改めて実感。多くの作品を見て、用語や言い回しなどのインプットは大切だと感じています。
授業では翻訳のプロとしてご活躍されている講師の方々から実際の作業の話や裏話、コツなどを伺うことができ、時には自分の拙い訳にアドバイスをいただくこともあり、貴重な経験となり嬉しかったです。また実践コースからは字幕制作ソフトを使っての実務を想定した授業になりました。課題の量や求められるクオリティのレベルが上がり、実際の仕事をイメージすることができるものでした。


仕事をしながらでも学習を続けられるサポート体制
映像翻訳を学ぶ場としてJVTAを選んだのは、修了生の方々が、映画やドラマだけでなく、WEBサイト、書籍など様々なジャンルで幅広く活躍されており、修了後もしっかりしたサポート体制があると思ったからです。ここなら私も本当にプロになれると期待を持つことができました。
受講中は仕事と両立していましたが、「せっかく添削してもらえるし、中途半端にやりたくない」という思いで、全力で課題に取り組みました。録画対応や振り替えのシステムがあることで、授業に出席できない時も助かりました。録画受講や振り替え受講でもちゃんと課題添削をいただけたので、サポート体制がしっかりしていると思いました。


最近の主な担当ジャンルや作品
これまで、配信のドラマシリーズやドキュメンタリー、リアリティ番組などを担当してきました。中でも2008年の北京五輪での金メダル奪還を目指す、バスケットボール男子アメリカ代表チームを追ったドキュメンタリー作品は強く印象に残っています。学生時代にバスケ部だったこともあり、経験を生かせた作品でもあります。
JVTAからは映画祭で上映される作品で声をかけていただくことが多く、初めていただいた仕事もそうでした。もちろん劇場に足を運んで鑑賞し、自分の名前がクレジットに表示された時には感動しました。また、好きな洋楽ロックバンドのドキュメンタリー映画の仕事をいただいた時は、心の底から大喜びしました。


翻訳というと「外国語ができれば翻訳ができる」と考える人は多い。しかし実際に翻訳の学習を始めた人々は例外なく、「日本語の表現力も必要だと実感した」「言葉を置き換えたら済むものではないと分かった」と口にする。山田さんが仕事で実感しているように、作品の構成や各シーンの意味を捉えて日本語を選ぶことが必要だ。JVTAでは映像翻訳本科のカリキュラム以外にも、日本語表現力の強化コースや作品解釈力を鍛える課外講座などを随時行っている。プロの映像翻訳者を目指している人は、本科以外の学習機会も積極的に利用してほしい。


英日映像翻訳修了生のインタビュー
【修了生に聞きました】プロの映像翻訳者になるためのルートが明確だった(見手倉友希さん)
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◆日英映像翻訳修了生のインタビュー
【修了生に聞きました】翻訳者としての独り立ちをサポートしてもらえて安心だった(杉崎やよいさん)


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