【修了生に聞きました】JVTAを選んだのは「最もプロ意識を感じたから」
「字幕翻訳者になりたい」「映画の吹き替え版制作に関わりたい」…。映像翻訳の世界に興味を持った時、選択肢となる学習方法は様々だ。
JVTAの修了生は、なぜJVTAで学ぶことに決めたのか?実際に学んでみてどうだったか?映像翻訳者として字幕翻訳や吹き替え翻訳の世界で活躍するJVTA修了生に、生の声を聞いた。
回答者:角脇ジャスパー啓さん
日英映像翻訳実践コースを2022年修了。これまでにコメディー映画や任侠映画、日本で人気のバラエティー番組の英語字幕を担当している。また映像翻訳だけでなく、ゲームやCMの翻訳、さらにニュース記事やマーケティング関連の書類の翻訳も手掛けている。
スクールで学ぶことで、学習への気合が入った
JVTAを選んだのは、いろいろなウェブサイトを調べたうえで、JVTAが最もプロ意識を感じたからです。実際、映像翻訳者としてのキャリアをスタートするためにとても役立ちました。学んだ内容で最も役立っていると感じるのは、英語字幕のルールに関する内容や、プロとしての働き方、映像翻訳業界に関する基本的な知識についてです。カリキュラム内容や課題、トライアル(プロ化試験)で得た経験ももちろん貴重ですが、実際にクラスへ参加することで「学習に対する気合いが入る」ということも大きかったと思います。
映像翻訳にはおもしろさがたくさんあります。もともと言語やメディアに興味を持っていたので、言葉の意味や語源、映像に関連した文化や社会的背景を調べることを特に楽しいと感じます。今後はできるだけゲーム、映画、ドラマの翻訳をしたいと思っています。また、いつか小説を翻訳することも夢です。
授業中に講師からもらったフィードバックをチェックリスト化
本科受講中は、授業中にとったメモや講師からもらったフィードバック、自分が忘れがちなこと、悪い癖を書き出してチェックリストにしていました。またJVTAの授業では終了時に必ずクラス担当が「講師に質問がありましたらメッセージをお送りください」と言ってくれます。そのため授業中に聞きたい質問を書いておいて、時間内に聞けなかったものはクラス担当を通して聞くようにしていました。とても柔軟に対応してもらえて良かったです。
受講中はフルタイムの仕事をしており、課題に時間を費やせたのは主に週末です。仕事と学習の両立は、確かに難しいと感じる時もありました。両立のためには、しっかりと事前にスケジュールを立てて、さらに作業を進めながらもスケジュールを調整していく事が重要だと思います。
仕事と学習のスケジュールをしっかりと組む、講師のフィードバックや自分の弱点をリスト化する、授業中に講師に聞きたい質問を書き出す…。受講時から計画的に学習を進めてきたからこそ、今プロの映像翻訳者として活躍しているのだろう。限られた時間で最大限の学習効果を得ようとする角脇さんの姿勢は、映像翻訳をこれから学ぼうとしている人にぜひ参考にしてもらいたい。
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