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「J-anime stream for Ukraine」開催に寄せて:「日本のコンテンツには人を勇気づける力がある」

「J-anime stream for Ukraine」開催に寄せて:「日本のコンテンツには人を勇気づける力がある」

JVTA主催、日本経済大学共催の上映イベント「J-Anime Stream for Ukraine」を2022年11月25日(金)から開催する。ウクライナから避難し、日本経済大学で学ぶ学生たちが日本のアニメにウクライナ語字幕をつけるインターンシッププログラムの一環だ。
これまでも国内外の学生たちに映像翻訳を指導していたJVTAが、学生たちの翻訳作業を全面サポートした。開催に先立ちJVTA代表である新楽直樹からのメッセージを紹介する。
 

『J-Anime Stream for Ukraine』開催に寄せて
日本映像翻訳アカデミー代表、新楽直樹

 

「戦禍に苦しむ人たちにアニメを観せて、何が支援だ」
「そんなお金があるなら寄付すべきだろ」
「戦況によっては中止しないと批判にさらされるぞ」
当社(日本映像翻訳アカデミー=JVTA)が企画・主催するある事業に対して、この半年間に寄せられた言葉だ。
『J-Anime Stream for Ukraine』。
「ウクライナの避難学生が大好きな日本アニメをウクライナ語に字幕翻訳して、母国に残る人々や国外に避難した同胞に観てもてらう」。
 
春から続けてきた活動が11月25日(金)に開催を迎える。
我が国で最も多くのウクライナ避難学生を受け入れた福岡の日本経済大学と、当社独自スキームで生まれた「インターン事業」に関する提携を結び、20名を超える学生を実務の中で指導。学生は作品の字幕翻訳だけでなく、webページの作成やPR活動も手掛ける。
 
外務省や在日ウクライナ大使館の後援は付くが、費用は全て当社が持ち、一部をクラファンで補う予定だ。
戦禍で痛む方々に対するほんとうの支援とは何か。
私にその答えはわからない。
しかし、新聞社の取材に対し「希望を見いだせる作品で、戦禍にいる人にも国外に避難している人にも、リラックスする時間を届けたい」、「キーウにいる母も喜び、『いい翻訳をして』と言われた」と話す避難学生の声もまた、一つの真実だと確信している。
日本のコンテンツには人を勇気づける力がある。
コトバの仕事には時と場所を超えて人をつなぐ力がある。
一人でも多くの方に応援してほしい。
 
※日本などではウクライナ語字幕版を視聴することはできませんが、11月27日(日)19時に無料開催するトークショー〈『ルパン三世 カリオストロの城』の魅力を深掘り! ウクライナ人学生が映画評論家・切通理作に聞く〉は誰でも視聴可能です。(事前申込が必要)
トークショーへの参加だけでも避難学生たちの支援になります。よろしくお願いします!
〈公式ホームページ(申込)〉
▶こちら
 

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