バリスタの技術やラテアートにフォーカスした書籍の翻訳をJVTA修了生4名が担当
バリスタの技術やラテアートにフォーカスした書籍「LOVE COFFEE~バリスタの秘密・クリエイティブコーヒーの作り方~」が9月30日に旭屋出版から発売。この書籍の翻訳をJVTAの修了生4名が担当しました。
著者はバリスタであり、コーヒー技術の指導者のライアン・セーダー氏とラテアート界で世界から高い評価を得る松野浩平氏。松野氏が得意とする3Dラテアートのほか、世界のアーティストによるラテアートの作品が収録されています。また、バリスタの基礎知識やミルクを注いで作るフリーポア、先のとがった道具で泡状の表面に模様描くエッチングなどの技法も図入りで丁寧に解説。オリジナルのデザインカプチーノ用のステンシル(型紙)も付録されていて、これからラテアートに挑戦してみたい人の入門書にもお勧めです。
専門的な内容も多く、翻訳は大変だったそう。4名の修了生の皆さんにお話を聞いてみました。
★大場 未佑さん
普段からコーヒーを飲むのが好きなので、今回の翻訳も楽しみながら取り組むことができました。ただ、ラテアートという専門的なカテゴリの知識はあまり無かったので、翻訳前に基礎を学ぶところからスタートしました。ラテアートはよく知られている平面的なもの以外にも、3Dなど新しいジャンルが増えていることなども知り、すごく勉強になったな、と思います。この本の翻訳に携わってからは、飲むことだけでなく、ラテアートにもすごく興味を持つようになりました!
★尾崎愛さん
ハウツー本の翻訳というのは初めての経験でしたが、かわいらしいラテアートが題材でしたので楽しみながら作業させていただきました。心がけたのは情報を過不足なく出しつつも、本のテイストに合わせて堅苦しくなりすぎないようにすることでしょうか。なかなか高度なラテアートを作っているので、静止画と本文だけで理解していただけるのか常に留意しながら取り組みました。ぜひ店頭で手に取ってみてください!
★中尾優子さん
今回、担当させていただいたのは、主にラテアートを描く手順のパートです。創作の基となる情報のため、正確な訳であるのはもちろんのこと、その文章を読んだ時、すんなり頭に入り、実際に描くことができるかという視点で訳すことを心がけました。まずは、書籍や動画などから、ラテアートの世界で使われる言葉、また描き方の知識をインプットしました。その上で原文にあたると、多少分かりづらい表現が使われている部分でも、比較的スムーズに理解することができ、かみ砕いた言葉で訳す助けになったように思います。「翻訳にあたる際、まずはお手本を見るのが有効」ということを改めて認識することができました。
★ハーリー亜矢子さん
本を拝見した時に、画像がたくさん使われている素敵な本だなと思い、その雰囲気を壊さないように翻訳しようと心がけました。内容は難しくはないですが、ラテアートの作り方が手順を追って解説されています。細かい作業を日本語で表現するのが思いのほか難しく、直訳すると意味が通じなくなってしまうので、具体的な作業を頭に思い浮かべ、日本語訳からも正しくラテアートを作れるか考えて訳すように気をつけました。
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コーヒーをこよなく愛する皆さん、ぜひご覧ください!
公式サイト
http://asahiya-jp.com/book/9784751112816/