【ロジカルリーディング力強化コース 修了生インタビュー】「読解力は漠然とした能力ではなく、テクニックだと実感しました」

JVTAの英日映像翻訳の総合コース・Ⅰのカリキュラムには、英文解釈力を高めることに特化した授業がある。指導するのは、ロジカルリーディング力 強化コース主任の山根克之講師。この授業では、字数制限などに囚われず、まずは原文を正しく理解した上で翻訳原稿をよりブラッシュアップしていくことにフォーカスしている。英語解釈力に苦手意識があった修了生のJ.N.さんは、この授業で山根講師の丁寧で論理的な説明に魅かれ、さらに深く学びたいと映像翻訳の本科修了後にロジカルリーディング強化コースを受講。翻訳への取り組み方が変わったという。
◆なんとなく分かったつもりで訳して誤訳を指摘された
ロジカルリーディング力 強化コースの修了生の多くが、「これまではなんとなく分かったつもりで訳していたことに気づいた」と話す。J.N.さんも授業の中でそれを実感する。
「英文をざっと読んで全体の意味をつかんだと思い、勢いですらすら訳した時ほど、思い込みによる誤訳を指摘されることが多かったです。逆に、意味が取れず悩んで絞り出した訳の方が実は訳としては正しかったこともありました。正しく解釈した後で、よりこなれた日本語訳にするために講師が一緒に考えてくださったことも印象に残っています。」(J.N.さん)
◆少人数で丁寧な講評がもらえる
映像翻訳のコースに比べると比較的小人数でアットホームな雰囲気もこのコースの特徴だ。映像翻訳のコースで、英文の解釈のついて細かく質問することは憚れると遠慮してしまう人もいるが、このコースではそこにフォーカスしているため、どんな質問もできる。
「少人数であったこともあり、講師から一人ひとりの訳に対してじっくり講評をいただけたことがとてもありがたかったです。受講生は真面目な方ばかりでしたが、比較的おっとりした和やかな雰囲気でした。また、振替として他の曜日のクラスに参加した時は、普段のクラスと雰囲気がかなり違い、よい意味で刺激をもらいました。」(J.N.さん)
◆読解力は漠然とした能力ではなくテクニック
原文を正しく理解し、翻訳においてなぜその言葉を選んだのかという根拠を自らの言葉で説明する。このコースではそのトレーニングを徹底的に行っていく。J.N.さんは受講する中で実践的なプロのスキルを学んだ。
「読解力は漠然とした能力ではなく、時制などの文法事項、指示語、対比表現と言った具体的なことに注意することで、テーマや文脈が見えてくる、いわばテクニックでもあるということを実践として学びました。苦手意識の強かった読解力や英文解釈力について、どこに問題があり、どう対策をすればよいかが見える化されたことは、今後の学習のための大きな助けとなりました。英文の細部にまで細心の注意を払うことと、テーマや全体の流れをつかむことは別々ではなく、相互補完的な作業であると自分なりに理解し、トライアルでも意識して取り組むようにしています。また講師は日本語を含め 文章を読むことと、日本語(表現)力の大切さを強調されていましたので、新聞やいろいろなジャンルの本を読むように心がけています。」(J.N.さん)
ロジカルリーディング力を身につけることで、苦手だった英文解釈力を克服したJ.N.さん。今後の翻訳原稿には自信を持って取り組めるはずだ。プロデビュー前に確かなスキルを身につけたい人にぜひ受講をおすすめしたい。
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◆山根克之講師のコラム「ロジカルリーディング力を鍛える」
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