【ロジカルリーディング力 強化コース修了生インタビュー】「“根拠に基づいた訳文の作り方”を学び誤訳がなくなりました」
OJTを終え、まもなく映像翻訳者としてデビューする髙嶋由郁さん。実は、実践コースへの進級を前に自信をなくして悩んでいたという。しかし、ロジカルリーディングを受講して映像翻訳に対する姿勢を改めて学んでから進級し、トライアルに合格した。この講座を受講して具体的に何が変わったのか、お話を聞いた。
◆ロジカルリーディングを受講しようと思った理由、きっかけを教えてください。
実践コースへの進級を前に「誤訳」に悩んだことがきっかけです。自信を失くし休学も視野に入れ始めた時、山根講師による本講座の連載(※)を目にしました。その分かりやすい解説は本科の講義で既に知っていたので、迷うことなく受講を決めました。
※【山根克之講師のコラム】ロジカルリーディング力を鍛える ➡こちら
◆受講していた当時を振り返って特に印象に残っていることはありますか?
「おぼろげな記憶が翻訳に役立つ」という山根講師のコメントです。バラエティ番組の何気ないシーンや身近な人との日常会話のネタが思いがけず作品解釈に役立った、という主旨のお話でした。「では翻訳者になるには何をすればよいですか」という受講生の問いに対して「日常生活の中で翻訳に生かせるものがないか絶えず探しています。24時間のうち、それを何時間考えられるかということだと思います」とアドバイスされたのも非常に印象に残っています。
◆クラスの雰囲気はいかがでしたか?
終始リラックスした雰囲気でした。講義後の歓談タイムには講師も参加され、まるで「囲む会」のようになっていました(笑)。当時のクラスメートとは修了後の今も交流が続いています。大勢の人を前にすると萎縮してしまう私でも少人数クラスでは積極的に発言できたので、学習へのモチベーションもアップしました。また講師による「小話」のほぐし効果も絶大で、課題に苦戦した週も肩の力を抜いて臨むことができました。
◆受講前と比べて何が変わりましたか?
歴史ドキュメンタリー番組やノンフィクション作品を見る回数が圧倒的に増えました。特に史実を扱う作品には苦手意識があったのですが、講義のテーマ「背景の理解」を学んで以降その面白さに目覚め、今ではフィクション映画やドラマよりも好きなジャンルになりつつあります。
◆ロジカルリーディングの講座の内容がトライアルに生かせたことがあれば、教えてください。
講義で教わった「引継ぎと展開」を意識して訳すようになったことで、ブツ切りの文章に流れが生まれました。また「対の関係」やmore、even、only、wouldなどのニュアンスをしっかりと出す習慣がつき、以前の平坦な訳からも脱却できました。当時はトライアル対策のために受講していたわけではありませんが「根拠に基づいた訳文の作り方」を学んだことで誤訳がなくなり、結果的にトライアル合格へと結びついたのは間違いありません。
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