Podcast「映画みにいこ!」でバリアフリー映画情報を配信中!
JVTAのバリアフリー講座は、NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)との共催で2011年6月に開講しました。受講生の皆さんが学んでいるバリアフリー字幕や音声ガイドのスキルは、MASCが見えづらい、聞こえづらい人たちと共に映画の楽しさを共有する中で培ってきたメソッドです。
MASCの主な使命は、劇場公開映画や映像作品にバリアフリー字幕と音声ガイドの両方を作成し、アーカイブすること。そして既存のDVD作品に字幕をつけることから始まり、映画館でのバリアフリー視聴環境の整備、音響同期による「字幕メガネ」や「スマホを使った音声ガイド」アプリの発案、UDCast、HELLO! MOVIEの普及に力を注いでいます。
そんなMASCが今年、バリアフリー映画上映の情報を提供するPodcast「映画みにいこ!」の配信をスタート。MCはMASCの立ち上げに携わり、音声ガイド普及に尽力されてきた徳江さやかさん、初回のゲストはMASC事務局長の川野浩二さんです。MASCの立ち上げから、現在の活動にいたるまでのエピソードを語っています。
MASC事務局長の川野浩二さんのコメント
視覚障害者はスマートフォンさえあれば、全国どこのシネコンでも「今日は何を観ようかな?」という、多くの邦画でいつでもどこでも音声ガイドで楽しめる環境は整いました。しかし、まだまだ映画を観る楽しみを知らない方々も多く、視覚障害者が気軽に聞けるラジオ、ポッドキャストを定期的に配信し、新作情報を中心に広く情報をお届けしています。映画の音声ガイドの普及は邦画から始めていますが、この動きを洋画にも広げる等、ディスクライバーの更なる活躍の場を広げていきます。
第1回 映画みにいこ!「MASCは何をしてきたのか?(パイロット版)」
※川野さんのお話はこちらでお聞きいただけます。
https://www.bfeiga.net/podcast/episode/8b9ea49a/1-masc
「映画みにいこ!」は、その他にもバリアフリー映画鑑賞推進団体「シティライツ」代表の平塚千穂子さん、バリアフリー演劇結社ばっかりばっかりの女優の美月めぐみさん、音声ガイドディスクライバーでナレーターの堀内里美さん、映画ライターの壬生 智裕(みぶ ともひろ)さんなど多彩なゲストを迎え、現場の声をダイレクトに伝える内容となっています。YouTubeでは、この音声を字幕化した字幕付きバージョンも配信中です。
ぜひ、皆さんも聞いてみてください。
◆Podcast「映画みにいこ!」は▶こちら
◆「映画みにいこ!」字幕付きYouTubeは▶こちら
◆MASC×JVTA バリアフリー視聴用 音声ガイド&字幕ライター養成講座
音声ガイドクラスは7月4日(土)開講
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