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明星大学にて映画の字幕制作を指導、作品上映会も実施

明星大学にて映画の字幕制作を指導、作品上映会も実施

【プレスリリース】
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明星大学にて映画の字幕制作を指導、作品上映会も実施
~2014年から始まった明星大学での指導は11年目に~

映像翻訳者を育成する日本映像翻訳アカデミー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:新楽直樹、以下「JVTA」)は、「ことばの力で社会を豊かにする」という企業理念のもと、明星大学(所在地:東京都日野市、学長:冨樫伸)国際コミュニケーション学科の学科科目「映像翻訳」(以下、「映像翻訳」)にてドキュメンタリー映画の字幕制作を指導しています。そしてその授業の一環として、完成した字幕をつけた映画を上映する特別上映会を2024年11月30日(土)に開催します。JVTAが「映像翻訳」の学科科目を担当するのは、今年で11年目になります。

■通年の授業を通してドキュメンタリー映画を翻訳し、上映会を実施
JVTAは「学校教育部門」を有し、社会人のためのスクールとは別に高校や大学などの学校教育機関での授業を行っています。そのひとつとして、2014年より明星大学の国際コミュニケーション学科で英日字幕翻訳を中心に学ぶ通年の正規授業「映像翻訳」の指導を担当。JVTA所属のプロの映像翻訳者が非常勤講師として毎週授業を行っています。授業で翻訳するのは、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会(東京都港区)が主催する難民映画祭で上映される長編ドキュメンタリー映画で、本年は『学校をつくる、難民の挑戦』(2017年)の日本語字幕を制作しました。

授業では字幕制作に加え、学内での映画上映会も開催します。上映会は「難民映画祭パートナーズ」上映会として、国連UNHCR協会の後援を受けて実施。作品上映の他、テーマとなっている難民に関する学生発表や、有識者を招いたトークセッションも行われます。上映会の企画・運営・宣伝活動も、授業の一環として学生達が担当します。通年の授業を通して、学生は映像翻訳の基礎知識とイベントの企画・運営に関する実務経験を得ることができます。

JVTAは今後も“語学や映像翻訳を通じて社会を豊かにする”という当社理念に基づき、様々な形で映像翻訳を通じた社会貢献に取り組んでいきます。

■明星大学人文学部国際コミュニケーション学科
准教授 川又孝徳氏より

「映像翻訳」という科目を開講してから11年が経過しましたが、この間、毎年のようにJVTAの先生方から素晴らしいご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。共感と表現はコミュニケーションにおいて極めて重要であり、先生方は映像翻訳を通じてこれらの能力を体系的に育成するため、日々学生への丁寧な指導に尽力しておられます。受講前に興味本位で参加していた学生たちも、先生方の指導を受ける中で、言語感覚の向上だけでなく、社会人基礎力といった汎用的な能力も同時に培われており、その教育的効果に感銘を受けております。今後の10年においては、翻訳という行為がさらに社会的・文化的に重要な役割を果たすことが予見されます。特に、AIによる言語生成技術が進展する現代においても、依然として人間の価値観や文脈に基づいた翻訳が必要不可欠であると考えます。このような時代にあって、JVTAの先生方が果たす役割は、映像翻訳を通じて社会を豊かにするためにも、ますます重要になると考えております。

■2024年度 明星大学 特別上映会 開催概要
上映会のお申し込みは▶公式サイトから
開催日:2024年11月30日(土)
時間:13時~15時20分(予定)
会場:明星大学 日野キャンパス(東京都日野市)
プログラム内容:※詳細は後日発表
1.履修生発表
2.作品上映
3.ゲストトーク
参加料:無料(定員あり・要事前申し込み)
申込方法:公式ウェブサイトから申し込み
主催:明星大学 人文学部 国際コミュニケーション学科「映像翻訳」
後援:国連UNHCR協会


■上映作品概要
『学校をつくる、難民の挑戦』
(ドキュメンタリー / 2017年 / 65分 / 英語(日本語字幕) / 原題:The Staging Post / 監督:Jolyon Hoff)

舞台はインドネシアのジャワ島にあるチサルア。そこはオーストラリアのクリスマス島に渡ることを希望する庇護希望者たちの通過地点として利用されている。インドネシアで生活する庇護希望者には様々な制限があり、教育や就労も禁じられている。そんな中、庇護希望者の当事者であるムザーファとハディムは「どんな環境にいる子どもでも、教育を受ける機会が必要」という信念のもと、庇護希望者の人々と学校を設立することを決める。

◆「映像翻訳」参加学生の声◆
映像翻訳を経験した感想
この授業に携わった事で適切な映像翻訳を作る時の大変さを多く感じました。例えば字幕制作ソフトやPCの操作方法などを1から学ぶところから始まったので覚えることが多かったです。ですがどれも貴重な体験だと感じました。
他には登場人物が実際に口にして言っているよう意識しながら、どれだけ自然に伝えられるかが難しいポイントでした。どのセリフもただ日本語に置き換えるのではなく、話の流れや話している人の意図があり、それに対して私たち学生も一人一人適切な表現を考えて作りました。難しいポイントを解決した時は達成感とやり甲斐をとても感じられました。
(明星大学2年 山本姫華)

上映作品『学校をつくる、難民の挑戦』を見て
今回この作品を通して私が学んだことは、難民の人が置かれている状況の厳しさはもちろん、その権利の少なさです。まず難民になるために難民申請をしなければならないこと、それが認められるにはかなりの時間がかかり、難民として認められたとしても就労などが厳しく、生活していくことがとても大変なことを知りました。今、私たちが当たり前に生活できているのは安心して住める環境があること、そしてそれが決して当たり前ではないのかを感じる作品だったと思います。
(明星大学2年 宮野光希)

特別上映会の開催準備について
上映会に向けて、学生はチームに分かれて準備を行っています。私たちSNSチームはInstagramとX(旧Twitter)を通して、映像翻訳の授業内容やチームごとの活動の内容、上映する映画の紹介をしています。みんなで字幕を作り上げた作品をより魅力的に思っていただくために、毎週試行錯誤を重ねて投稿しています。特に投稿する画像やアイコンやヘッダーの画像には力を入れており、すべて1から自分たちで制作したものです!他にも動画チームが作成してくれた動画や配信チームによる上映会がより楽しくなる配信の予告情報も告知しているのでぜひ見てください!
(明星大学3年 剣持帆花、2年 箕輪春菜)
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